株式会社ビズヒッツは2021年4月18日~19日、テレワークの経験がある人500人を対象に「テレワーク中の息抜き」に関するインターネット調査を行い、結果をランキングにまとめた。そのランキングから見えてきたのは、自宅にこもりがちになるテレワークでの息抜きの難しさや、世間のサラリーマンの間ではどのような息抜き方法が実践されているかという実情だった。
テレワーク中の息抜きダントツの1位は「外出する」
「テレワーク中、どのような息抜きをしていますか?」という質問に対して、10位までのランキングは「人それぞれ」という言葉が似合うバリエーション豊かな結果になった。
1位となったのは「外出する」。家を出て仕事に集中しすぎた脳をリフレッシュするのだろう。外出先はスーパー、コンビニ、レストランや公園などさまざま。「どこにも寄らずにただドライブ」「連絡はとれる状態で散歩にいく」という回答もあった。
2位は「ストレッチ・運動をする」だった。具体的には「ベランダに出てストレッチ」「エクササイズ系の動画を見ながら」「フィットネスゲームで」など、動画サイトやゲームを活用している人も目立った。なかには、「家のすぐ近くにジムがあるので、30分程度筋トレをしにいく」などの回答も。もちろん休憩時間の範疇なら問題ないのだろうが、なかなか強者である。
そして3位に「飲み物休憩をとる」が続く。そのほか下位には「家事をする」「ペットと触れ合う」など、自宅でのテレワークならではの回答もランクインした。毎日オフィスに通っていた頃にはできなかった息抜きをできるようになるのは、テレワークの魅力のひとつと言えるかもしれない。
「テレワーク中、休憩は1日平均何分くらいとっていますか?」(休憩時間はランチ休憩を含む)という質問に対しては、120分(2時間)以下という回答が80%を超えた。ランチ1時間と仕事のキリがついた時に少しずつ休むとすれば、一般的にこれくらいの時間になりそうなものだ。
また、180分(3時間)以上休憩している人は4人いた。自宅だと気持ちの切り替えができなくて、つい休憩時間が長くなってしまうのだろうか。その一方で30分以下とかなり短い人も9人いて、最短では「10分」という回答者も。職場ならランチタイムには食堂や休憩スペースに移動することで強制的に仕事から離れることになるが、自宅だと「つい食事しながら作業を続けてしまう」こともあるのかも。その他には「バラバラ」「波に乗っている日は休憩なし、乗らない日は休憩が長いからわからない」と答えた人もいた。
通勤する必要が無く、自宅にこもることになるテレワーク。少なくとも、自宅で仕事をしていると、同僚と雑談するなどオフィスならではの息抜きができなくなる。監視する上司がいない分、長時間休憩をとったとしても注意されないし、休憩しなかったとしても心配されることもないのがリモートワーク。
仕事の進め方、気持ちの切り替えや、上司や同僚とのコミュニケーションなど、いまあらためて“セルフコントロール力”が試されていると言えよう。
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