Windowsがさらに進化することになりそうだ。マイクロソフトの新たなイベントの開催が発表され、その公式イベントページでマイクロソフトが「Join us to see what’s next for Windows(次のWindowsを一緒に見ましょう)」とメッセージを送っているのだ。さらにそのイベントページの内容からは、新たなWindowsの名称が「Windows 11」であるように読み取ることもできるといい、現在ネット上で大きな注目を集めている。今回は、マイクロソフトが仕掛けるWindowsの新たな方向性について考えていきたい。
マイクロソフトが新たなWindowsの発表を告知
PCのOS・Windowsを開発するアメリカ・マイクロソフトは現地時間6月2日、6月24日11時(日本時間25日0時)にイベントを開催することを明らかにした。
イベントページでは前述の「Join us to see what’s next for Windows」というメッセージを発信しているものの、イベントに関する詳細は明らかにされていない。しかしこのメッセージと、5月から開催されていた「Microsoft Build 2021」にてサティア・ナデラCEOが「次世代のWindows」に言及していたことから、「Windows 10の後継を発表するのではないか」という見方が強まっている。
また一部では「イベント開催時間が11時」であることや、イベントページにあるWindowsのロゴの影部分が、不自然に影が無く「11に見える」といった点から「次のWindowsの名称はWindows 11ではないか」と予測する声も持ち上がっている。
Windowsといえば、アップルの開発するMacとバチバチのライバル関係ということでも知られている。5月に販売がスタートしたばかりの新型「iMac」では、アップルが独自開発したプロセッサ「M1チップ」が搭載され、ディスプレイの色彩や描写、データの処理速度、さらには搭載カメラ・マイクも進化したという。さらに一部報道ではそんなM1チップの後継製品もすでに開発が進んでいるという。
そんな急速な進化を遂げている永遠のライバルに対して、マイクロソフトとしても後れを取るわけにはいかないだろう。今回発表される次世代のWindowsでは、Macに負けないだけの進化した姿を見せてほしいとWindowsファンも心待ちにしていることだろう。
近年のデジタル製品では、性能の高さも求められるが、同時に年々高度化・巧妙化していくサイバー犯罪に対する強さも兼ね備えていなくてはならない。ハードウエア側も脆弱性に対する危機感を持つことは当然だが、OS上でも致命的な脆弱性を生まないようなセキュリティ対策も欠かせない。
次なるWindowsが便利で、かつ安全・安心に使えるようなOSであることを願いながら、マイクロソフトの発表を心待ちにしたい。
参照元:Microsoftが「次世代のWindows」を2021年6月24日のイベントで発表【GIGAZINE】
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