22年卒が選ぶ人気企業ランキング、5位博報堂、4位任天堂、3位大和証券、2位日本生命、1位は?

2021年3月から採用情報が解禁され、6月からは選考が始まっている2022年春卒業予定の就活生。オンラインでの面接など、先輩たちとは異なる就職活動に苦労する場面も多くあることが予想される。今回は、就職サイト「ブンナビ!」が2022年卒の大学生や大学院生1万1,000人を対象に実施した調査をもとに、コロナ禍での就職活動を経験した学生が選ぶ人気企業トップ10を発表する。

ライフスタイルの変化にあわせ、業績が伸びそうな企業がランクイン

オンラインよりも表情や熱意が伝わる対面の面接を希望する人も

 同調査は、前半・後半に分けて実施され、今回紹介するのは後半の結果だ。3月中旬から6月末に調査が行われた後半期間は、選考へのエントリーや履歴書提出、面接など実践的な就職活動も多く、就活生のリアルな視点が企業選びに影響する。先輩たちとは異なる就職活動を経験した学生は、どのような視点で企業選びを行ったのだろうか。それではさっそくランキングを見ていこう。

 まずは10位から4位まで。10位「東京海上日動火災保険」、9位「大日本印刷」、8位「損害保険ジャパン」、7位「三菱商事」、6位「明治グループ」、5位「博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ」、4位「任天堂」と、ここ数年のライフスタイルの変化に伴い、業績が伸びていきそうな企業が多くランクインした。特に4位の任天堂は、前半ランキングの70位から大躍進。リスクモンスター株式会社が発表している「金持ち企業ランキング」で2年連続の1位となる健全な経営力や、おうち時間の拡大に伴い需要が高まったゲームコンテンツを開発している点も無関係ではなさそうだ。

テレワークを実施している大手企業も多い

 3位には、日本を代表する証券サービス会社「大和証券グループ」が選ばれた。将来性の高い大手金融機関は男子学生からの人気が依然として高いが、女性活躍支援などワークライフバランスの取り組みを実施しており、男女ともに評価を得ている。また、テレワークをいち早く導入したことで、時代の変化に柔軟に対応する企業の姿勢が学生から多くの共感を集めたようだ

 2位にランクインしたのは、保有契約高・保険料収入・総資産で日本最大手を誇る「日本生命保険」。欧・米・アジアなどへのワールドワイドな事業展開と、企業を支える人材の育成に力を入れているのが特徴だ。留学・派遣の公募制度、職務公募制度、公的資格取得支援など、社外教育から資格取得までさまざまな教育制度が充実しており、ファーストキャリアにふさわしい企業といえる。

 そして見事1位には、昨年に続き「伊藤忠商事」が王者の座を死守した。前半ランキング同様、男子・女子・文系で首位となっており、圧倒的な人気を見せつけた。伊藤忠が支持される理由は、なんといっても“働き方改革”を積極的に行っていること。「朝型勤務」や「脱スーツ・デー」など社員の働きやすさを考えた制度や、大手企業ながら最先端の取り組みに対して憧れを抱く学生も多いだろう。

 以上、22年卒が選ぶ人気企業ランキングを発表した。今後新卒採用に臨む学生だけでなく、転職を考えている人も、就活生の企業選びを参考にしてみてはいかがだろう。

出典元:コロナ就活経た学生が選ぶ「就職人気ランキング」【株式会社文化放送キャリアパートナーズ

オトナライフ編集部
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