全国1万人以上の男女を対象にした調査で、7割近くが「カット野菜・パッケージサラダ」を購入したことがあると回答した。皿に盛ってすぐ食べられるサラダや、カレー用や炒め物用など近年バリエーションが増えてますます便利になってきたカット野菜。「切る」という地味な行為がなくなるだけで、驚くほど料理が楽になるので自炊する人にはぜひおすすめしたい。
7割近くが「カット野菜を利用したことがある」
料理中、地味に時間がかかるのが「切る」作業だ。伊藤忠グループのリサーチ会社・マイボイスコム株式会社が「カット野菜・パッケージサラダ」に関する調査を行なった。
「カット野菜・パッケージサラダ」とは、野菜が洗浄・カット済みの状態で袋などに入って売られているものだ。そのまま盛り付けて食べられるサラダミックスのほか、炒め用や煮物用に数種類の野菜がミックスされ調理するだけになったものなどさまざまな種類があり、スーパーやコンビニで手軽に買うことができる。
調査では「直近1年間に、カット野菜やパッケージサラダを購入しましたか?」という質問には、回答者の52.5%が「はい」と回答。さらに「それ以前に購入したことがある」人を加えると、購入経験のある人は67.3%と7割近くなることが分かった。
購入理由としては「そのまま食べられる」をあげる人が82.9%と群を抜いて多く、次に「料理の時間が短縮できる、すぐ調理できる」が49.2%、さらに包丁やまな板を使わないため「後片付けが楽」が40.5%と続いた。
野菜がカットしてあるだけで料理がラクに
自炊する人であれば、この調査結果に共感を持つ人は多いだろう。「野菜が高騰している時に色々な種類の野菜を1袋で食べることができるので便利」「カットしないで利用できる。生ゴミを処理しないで済む」といった回答者のコメントからは、カット野菜が家事の手間を減らすだけでなく食生活を豊かにしていることがわかる。
一方で「割高なので、よほどのことがない限りは購入したいと思わない」「鮮度や産地の点においてやや懸念がある」などというコメントもあった。たしかにカットされた部分からの傷みが早そうなのはデメリットだ。また家族が多ければ安い野菜を選び最後まで消費しきることもできそうだが、一人暮らしの人などではニンジンなどを一袋買っても意外と消費できないという人も多いだろう。
色々な種類の野菜を個々に買って余らせてしまったり、野菜のためだけに包丁を出すのは面倒だったり、育児の合間で素材を切る時間すら惜しかったり。そんな人たちに、カット野菜はかなりおすすめだ。まだ手に取ったことがない人は試してみると、料理へのハードルがグッと下がるかもしれない。
出典元:カット野菜・パッケージサラダに関するアンケート調査【マイボイスコム株式会社】
※サムネイル画像は(「写真AC」より引用)