オミクロン株の流行による社会全体の自粛ムード、引き続くコロナ禍の影響による景気低迷、小麦製品や冷凍食品をはじめとした食品全体の値上がり傾向…。世の中に流れるのは暗いニュースが多く、社会全体にどんよりとしたムードが漂っている。そんなすさんだ心をやさしく、いやガッツリと癒す外食メニューが外食チェーンの松屋で“復活”したことをご存じだろうか。
「豚めし」が10年ぶりの復活。気になるお味は?
松屋が2月1日10時に発売を開始したのは「豚めし」。もしかすると、10代・20代にはピンとこない人もいるのではないか。一方の30代以上では歓喜の声をあげていても不思議ではない。それだけ人気を集めていたメニューなのである。
初代の豚めしは、シンプルかつ飽きの来ないおいしさで、牛めしとは一線を画すメニューとして支持されていたが、2012年1月に終売となった。あれから10年、豚めしはリニューアルを経て復活。豚肩ロースの赤身肉を使用し、さっぱりとした味わいに仕上げられた新しい「豚めし」は、玉ねぎの甘みと、豚肉のふわっとした食感を楽しめるとのこと。豚めしのほかにも、「おろしポン酢豚めし」と「ネギたっぷり旨辛ネギたま豚めし」とバリエーションをもたせている。驚きなのは、いずれのメニューも並盛で500円以下という安さ。松屋は公式ホームページで「コスパ最強松屋”令和”の新『豚めし』」と謳っており、その自信の大きさがうかがえる。
復活して終わりじゃない。悪魔的うまさの“シン豚めし
SNS上では、豚めしの復活を喜ぶと同時に、その生まれ変わったおいしさへの感想が次々にあがっている。「松屋の豚めしNEW、普通!」や「久し振りに松屋の豚めし。うまし」と満足するファンがいる一方、古参ファンと思われる「松屋の豚めし 思ってたのと違った。しょんぼりん」「松屋の豚めし食べた。10年前とかなり味変わったなあ 俺は変わったのかなあ」といまひとつな反応も。賛否両論が巻き起こるのも、人気メニューの宿命だろう。
この「豚めし復活祭」をさらに盛り上げるべく、松屋は公式ツイッターで2月2日に“ちょい足しのススメ”を投稿した。その内容は「豚めし+牛皿+新バーベキューソース」という、見ただけでよだれが出るパンチ力のある字面。さらにはハッシュタグ付きで「シン豚めし」と銘打っていることから、初代を踏襲するのではなく、新しい豚めしを築きあげていこうという気概がうかがえる。
松屋は「豚めし復活」だけでは終わらせないようだ。私たちの胃袋を刺激する三の矢、四の矢が飛び出すのか注目していきたい。
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※サムネイル画像は(Image:「松屋フーズホールディングス」プレスリリースより引用)