食べ盛りの高校生から忙しいサラリーマン、さらには料理が面倒な日の夕食まで。多くの人が人生で一度はお世話になっているであろう「カップ麺」。その代表格とも言える日清食品の「カップヌードル」が、値上げを発表した。
今回は、今回の値上げの内容や、日清が値上げに踏み切った理由、さらにはそれに対するネットの反応などを見ていきたい。
カップヌードル21円値上げ!
日清食品は2月3日、「価格改定のお知らせ ~2022年6月1日(水)出荷分から~」と題したプレスリリースを公開。「カップヌードル」シリーズや「日清のどん兵衛」シリーズ、「チキンラーメン」シリーズといった同社の看板商品などを、2022年6月1日の出荷分から値上げすることを発表した。
値上げの理由として「麺の主要な原材料である小麦」や「包材をはじめとする資材価格やエネルギー費」「物流費」など様々な価格の上昇に伴い、「自助努力だけではコスト増を吸収できない状況」になったことを明かしてファンに理解を求めている。また、報道などによれば、カップヌードルが193円から214円と21円アップするなど、希望小売価格で5%から12%の値上げになるという。
2021年には吉野家・松屋・すき家の牛丼チェーン3社が揃って値上げを行い大きな話題となった。牛丼に続いてカップ麺が値上げ…。サラリーマンの強い味方が続々と値上げの波に飲まれている感が否めず、筆者も書いていて悲しい気持ちになってしまう。
ネット上からも値上げを悲しむファンの声が
ネット上でも「最近値上げのニュースばかりで嫌になるね」「僕の毎朝の楽しみが…」「仕方ない…仕方ないことなんだけど辛い…インスタント麺がこれから贅沢品になってしまいそう」「学生の頃チキンラーメン5袋で198円だったのにな」など、値上げを悲しむファンが続出している。
他にも「小麦以外で開発しようぜ」といった使用する原材料の見直しで価格高騰の影響を回避しようという提案や、「子どもが成人した時どんな社会になってるだろ?」と、世の中の値上げラッシュが続きながらも景気が良いとは言えない状況に、未来への危機感を募らせる意見も寄せられていた。
また、こうしたニュースが広まると一部では“転売ヤー”が現れる可能性も否定できない。カップ麺は長期保存が利き腐らせる心配も少ないため、値上げ後に「格安!」などと言って売れば儲かる……なんて考える不届き者が出てきてもおかしくない。(売れるのかはわからないが)
はたして6月の値上げが世間にどのような影響を与えることになるか。筆者も今のうちに食べ納めしておこうか迷い中だ。
●価格改定のお知らせ ~2022年6月1日(水)出荷分から~【日清食品株式会社】
●価格改定のお知らせ ~2022 年 6 月 1 日(水)出荷分から~(PDF)【日清食品株式会社】
※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)