冬の定番料理のひとつ・おでん。居酒屋で頼んだり家で作ったりすることもあるだろうが、コンビニのレジ横で販売されているおでんも、本格的な味を手軽に楽しめると根強いファンを有していることでも知られている。
おでんは具材が豊富で、具の好みが分かれやすい料理。そこで一般的なおでんの具の中で何が人気となっているのか、ご紹介する。
1位と2位は味が染みて美味いアレ!東北エリアではなぜかあれが人気!?
LINE株式会社が運営する「LINEリサーチ」によっておでんの具についての調査を実施。2021年12月7日~12月8日の期間で全国の15歳~59歳のLINEユーザーを対象とし、5252サンプルが集計された。
好きなおでんの具のアンケートでは、全体第3位は「餅入りきんちゃく」、第2位は5割超で「たまご」。第1位は6割越えで「だいこん」という結果に。出汁が美味しいおでんの具の中でも、やはり特に味が染みやすいものが人気のようだ。
そして全国を8つのエリアに分けて見てみると、エリアごとの特色も見えてきた。どのエリアでも「だいこん」と「たまご」が1位と2位を占めているが、四国のみ1位「たまご」2位「だいこん」と逆転しているところも面白い。
そして3位以下はエリアごとの好みが反映されているようで、北海道、関東、中部では「餅入りきんちゃく」、近畿、中国、四国、九州・沖縄では「牛すじ」が並び東西の違いがくっきりと出ているようだ。また、東北エリアでは唯一「しらたき/糸こんにゃく」が3位。他のエリアでは普通の「こんにゃく」がランクインしている地域も多いが、東北では「しらたき/糸こんにゃく」が3位にもかかわらず、「こんにゃく」はランク外であった。東北のおでんでは、こんにゃくは細くして食べるものなのだろうか。
こんなところでも地域差が!全体ではおかずとして食べる人が過半数
「おでんをどんな時に食べることが多いか」というアンケートでは、どの世代でも「おかず」として食べる人が多いことが明らかとなった。全体では57%で、年代が高いほどおかずとして食べる人の割合も高くなっている。若い世代や一人暮らしの方の中にはコンビニでおでんを食べる人も多いので、おかずではなく主食として味わう人も多いのかもしれない。
また、今回のアンケートでもエリア別で特徴が見られた。東北、四国エリアでは「おかず」として食べる人の割合は6割超と高い数値となった。北海道では「おやつ」として食べる人の割合が約1割で他のエリアより比較的高め。寒い地域では、熱いおでんをぱくっと食べて温かくなりたいという気持ちは非常に理解できる。
2月に入り、雪が降る地域も増えてきた。そんな冬の寒さに負けないためにも、味が芯まで染みた熱々のおでんを食べて、冬の食卓を楽しんでみてはいかがだろうか。
出典元:好きなおでんの具ランキング【リサーチノート】