「山型食パン」「角型食パン」の違いって何か知ってる?

高級食パンブームもあり、今や朝食のみならずさまざまなシーンで私たちの生活に登場する食パン。普通にバタートーストで食べるのもおいしいが、サンドイッチにしたりアレンジトーストにしたりと、楽しみ方もいろいろだ。中には自分なりにレシピを考案して作る「オリジナルトースト」で3食とも食パンを食べているという強者もいるかもしれない。

ところで食パンといわれて皆さんは、どんな形状を思い浮かべるだろうか。ある人は正方形の「角型食パン」、ある人は上部がカーブを描く「山形食パン」かもしれない。では、その二つの違いを聞かれたら…あなたはどう答えるだろうか。

山型と角型の違いをはっきり答えられない人は約8割

あなたは山型と角型、どちらをよく食べるだろうか

(画像は「写真AC」より引用)

今回、敷島製パン株式会社が実施した「食パンに関する実食調査」は、月1回以上食パンを食べる全国の10~60代の男女500名を対象としたインターネット上でのアンケート調査と、東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)・名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県)・大阪圏(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県)に住む10代~60代の男女100名を対象とした実食調査の2種類が行われている。

その中で実食調査では、「山型食パン・角型食パンの違いを知っているか」という質問に対し、「知らなかった」と答えたのが65.8%、「なんとなく聞いたことはあるが、詳しくは知らなかった」と答えたのが18.6%と、8割以上がその違いをはっきり答えられないことが判明した。

日頃から食パンを食べるにもかかわらず山型と角型の違いを知らないというのは、いつも食べている食パンが決まっているということなのだろうか。味にこだわる高級食パンブームは一部の人だけのものということなのだろうか。いずれにせよ、冒頭の質問にはっきり答えられなかった読者諸兄は安心してほしい。

フタの有り無しによって、形状、味、香りが変わる!?

山型と角型の違いを知らなくても安心(?)してほしい、ほとんどの人が知らない(「敷島製パン株式会社」調べ)

山型食パンと角型食パンは、その見た目だけでなく、製法や食感、味、香り、おすすめの食べ方まで違いがある。まず製法だが、山型はフタをせずに焼くため食パンの上部が膨らむ。角型はフタをするからきれいに正方形となるうえ、水分が残りやすいという特徴が挙げられる。そのため、山型は軽い食感に仕上がりやすく、角型はきめの細かいいしっとりしたパンに仕上がりやすいといえるだろう。

ところで、違いをはっきり答えられなかったアンケート回答者だが、実食では両者の違いを実感したと回答している。「山型・角型の食パンを食べ比べてみて、違いを感じましたか」という質問に対し、「非常に感じた」18.0%、「とても感じた」29.0%、「感じた」41.0%と、約9割の人が違いを実感。

山型食パンは「トーストしたときの食感がさっくりしている」、「香りが良い」といった点、角型食パンは「シンプルでアレンジしやすい」、「そのまま生で食べても美味しい」といった点で支持されていた。違いははっきり答えられないが、食べ比べれば味の違いはわかるという人が大多数のようだ。おそらく「いつものアレ」というような認識で、食パン選びをしているのだろう。

あなたのいつもの食パンがどっちなのか、確認しておくといいかもしれない。

出典元:Pasco みんなの食パン調査2022【敷島製パン株式会社

※サムネイル画像は(「写真AC」より引用)

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