高級食パン専門店「琥珀」を運営する株式会社エクスティードは3月15日、2022年2月に実施した「高級食パンに関する調査」の結果を発表した。2017年ごろからブームに火がついた高級食パンだが、その根強い人気は現在も継続中だ。この調査では、人々が高級食パンを手に取ったきっかけから、食べる頻度や弱点まで、高級食パンについて徹底調査しているので、その内容を紹介していこう。
食パンは「食べる派」と「食べない派」で二極化か
まず、「高級食パン専門店で売られている食パンを食べたことがありますか」という質問では、「ある」58.6%、「ない」41.4%と、食べたことがある人が多数派だった。ブームとなってから5年以上経つので、人々の日常生活にとって自然なものとなっているのかもしれない。しかし「ある」の回答が6割未満と、そこまで数字が伸びないのは、パンをそもそも食べないという層が意外に多いからなのだろうか。
実際、「普段、食パンを食べる頻度を教えてください」という質問では、「週1回以下」が23.5%と最も多く、次いで「1日1~2回」19.2%、「週2~3回」19.0%、「週4~6回」14.4%、「週1回」11.7%、「食パンは食べない」10.5%という結果に。毎日や2~3日に1回という頻度で食べる人も多いものの、毎週食べるとは言い切れない人も多く、食パンを食べる人と食べない人で二極化しているようだ。
人気の高級食パンの懸念点とは?
「高級食パンを食べたきっかけや理由を教えてください(複数回答可)」という質問では、「テレビやネットで見て気になった」39.5%が最多。次いで「たまたま売っているのを見かけて気になった」38.9%、「家族が買ってきた」31.3%、「お土産やギフトとしてもらった」30.5%と続いた。高級食パンに関する情報が多く入るようになって気になっていた上に、店頭を見かける機会も増えて購入に踏み切ったという人も多そうだ。
一方、同調査では「高級食パンに対する懸念点(複数回答可)」についても調査している。最も多かった回答は「消費期限が短い」43.5%。そして、「カットがめんどくさい」29.8%、「飽きやすい(甘すぎるなど)」16.6%、「量が多い」15.2%、「味のレパートリーが欲しい」10.6%、「トーストすると味が落ちる」9.3%が続いた。一人暮らしの人やパンの消費量が少ない世帯にとっては、量が多いうえに賞味期限が短いという特徴は購入を断念せざるを得ない致命傷となるだろう。
また、「どんな商品があれば買いたい?」という質問では、「一人暮らしでも食べ切れるよう消費期限が長いもの(30代/男性/愛知県)」「ハーフサイズまたはそれ以下のサイズのもの(50代/男性/愛知県)」「色々な種類のパンが少しずつセットになっている(40代/女性/兵庫県)」「ハムやチーズなどを使ったアレンジができるパン(40代/男性/大阪府)」などのコメントが寄せられ、少量のものや、飽きないように味のバリエーションを広げられる商品のニーズが高いことが明らかとなった。
これらのニーズを汲んでさらに進化した高級食パンが現れれば、次なる高級食パンブームが起こるかも!?
出典元:株式会社エクスティードは→こちら
※サムネイル画像は(Image:「株式会社エクスティード」プレスリリースより引用)