マルハニチロ株式会社は2022年2月8日~10日、今回で12回目となる「回転寿司に関する消費者実態調査」を実施。月に1回以上回転寿司店を利用する全国の15歳~59歳の男女3,000名から回答を得た。
前回の第11回調査では、「よく食べているネタ」のランキングは1位「サーモン」、2位「マグロ(赤身)」、3位「ハマチ・ブリ」という結果であったが、今回の調査ではどのような結果となっているのでろうか。
やっぱり魅力はお手頃な価格
その前に、あなたは回転すしに行こうと思った時、どのようにして訪れるお店を決めているだろうか。「回転寿司店選びで重視すること」の結果では、5位は「タッチパネルで注文できる」27.4%と、まずは新型コロナの感染対策に関する項目がランクイン。4位は「ネタの種類が豊富」28.2%、3位は「家から近い」29.1%、2位「ネタが新鮮」33.2%と、寿司ネタに関する項目とアクセスの良さが。
そして、1位には「値段が安い」が41.7%。前回の調査でも「値段が安い」が40.2%で1位だったので、人々の判断基準はこの1年で大きく変化していないようだ。
これらの店選びの他にも、各回転すしチェーンは季節や旬のものにちなんだフェアーを展開しているので、気になる季節限定メニューを目当てに訪れる店を決めるというのも一つの手だろう。
いよいよ、人気ネタのランキングを発表!
「回転寿司店に行った際によく食べているネタ(複数回答)」では、全体5位は「エビ」で30.3%、4位は「マグロ(中トロ)」30.8%、3位は「ハマチ・ブリ」34.5%、2位は「マグロ(赤身)」34.7%となり、5位から2位まではそれぞれ前回調査と比較すると順位に変動はなかった。
そして栄えある第1位はというと、「サーモン」が選ばれた。前年調査でもトップに輝いていたサーモン、実はこれで11年連続のトップとなった。回答率でも51.1%と、半数を超える圧倒的な支持で、2位の「マグロ(赤身)」とは15ポイント以上の差をつける断トツぶりだ。
サーモンは男性のみのランキング、女性のみのランキングでもそれぞれ1位を獲得しており、さらに「最もよく食べているネタ(単一回答)」「最初に食べることが多いネタ」「シメに(最後に)食べることが多いネタ」「たとえ1.5倍の価格に値上がりしても食べたいネタ」でも1位を獲得し、四冠を達成している。子どもから大人まで支持を集める人気ぶりは、さすがサーモンだ。
ただ、現在は世界情勢の変化で北欧産のサーモンの輸入が滞っているというニュースも入ってきており、回転寿司チェーンの「すし銚子丸」では一時的に販売を休止。3月19日には販売を再開すると発表しているが、今後もチェーン各社のサーモン調達に多少の影響が出る可能性はありそうだ。
みんなのスターであるサーモンが、しばらく食べづらくなりそうで残念なところだ。
出典元:~マルハニチロ「回転寿司に関する消費者実態調査2022」~【マルハニチロ株式会社】
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