ランチなどの定食で、必ずと言っていいほど付いてくる小鉢や小皿などの「付け合わせ」。ちょっとしたものだが、あると嬉しいという人も多いのではないだろうか。この付け合わせに関する調査が行われ、「これぞ定番と思う付け合わせ」ランキングが発表された。あなたのイチオシの付け合わせは何位にランクインしているだろうか?
絶対に欠かせない! 定番の付け合わせとは?
株式会社リクルートが運営する「ホットペッパーグルメ外食総研」は、20〜60代の男女1,034名を対象に「付け合わせや箸休めの小鉢や小皿」についてアンケート調査を行なった。
付け合わせというと一般的に少量だが、箸休めの小皿や小鉢について「あったらうれしい」と回答した人は全体の91.7%と大多数。付け合わせは腹を満たす以上に、いい仕事をしていると認識されているようだ。その中で明らかになった「これぞ定番と思う付け合わせ」ランキングを紹介する。
定番と思う付け合わせランキング3位は「寿司にガリ」だ。全体の58.0%が賛同する、世界に誇る日本食の代表的な付け合わせだろう。ガリ(生姜)に含まれるジンゲロールは殺菌効果があり、生魚を食べる際に心配な食中毒を防ぐ効果が期待されているという。江戸時代、屋台が発祥となった寿司に欠かせない合理的な付け合わせだ。
数ある定番品を抑え、1位はカレーに合わせるアレ
2位は「とんかつにキャベツの千切り」だ。全体の59.2%が支持した、こちらの付け合わせも定番中の定番だ。千切りキャベツの発祥は明治創業の老舗洋食店「煉瓦亭」だといわれ、看板メニューである「元祖ポークカツレツ」の付け合わせとして登場したのがはじまりなのだという。当初は茹でキャベツが添えられていたが、日露戦争の勃発で従業員が徴兵され人手不足になったことから、手間の少ない生キャベツを添えることになったのだそうだ。
そして「これぞ定番」の第1位となったのは、「カレーに福神漬け」で63.2%が賛同していた。大正時代のカレーライスには、インド料理にならいチャツネ(スパイスや豆でつくるペースト状の調味料)が添えられていたという。しかしカレーを提供していた旅客船でチャツネが切れてしまったため、代用品とされたのが福神漬けだったというのが一説だ。
支持率がもっとも高かった「カレーに福神漬け」だが、別項目の「自分にとってはマストな付け合わせは?」では10位に「カレーにらっきょう」というライバルも登場。たしかに、らっきょうもカレーのお供としてはおなじみである。2位以降に大差をつけて圧倒的1位になった福神漬けだが、そのぶんライバルも強力なようだ。あなたはどんな付け合わせが付いてきたらうれしい?
出典元:株式会社リクルートは→こちら