「スパコロ」は、全国の15歳~69歳の1200人を対象にした「コーヒーチェーンに関する調査」の結果を発表。この結果から、回答者全体の約4割が1週間に1回以上コーヒーチェーンを利用していることがわかった。また全日本コーヒー協会の調査では、国民1人当たりの1週間平均杯数は11.53杯と1日1.5杯以上コーヒーを飲んでいる結果に。国民にとってコーヒーはなくてはならない存在になっているようだ。ここからは、コーヒーチェーンの利用に関する調査結果を深掘りして見ていく。
【出典】全日本コーヒー協会 :2020年『コーヒーの需要動向に関する基本調査』
約4割が1週間に1回以上コーヒーチェーンを利用
顧客理解と市場把握の可視化をまるっとサポートするツール “シン・ネットリサーチ”「スパコロ」を提供する株式会社モニタスは、全国15~69歳の1200人を対象としたコーヒーチェーンに対する調査を実施。調査は、7月14日~15日の間にインターネットで行われた。
コーヒーチェーンの利用頻度は「1日に1回以上」が6.3%、「2~3日に1回」が9.6%、「4~6日に1回」が6.4%、「1週間に1回」が17.5%と、約4割の人が1週間に1回以上利用する結果に。
また、「コーヒーチェーンの利用時に重視することは?」というアンケートでは「メニューがおいしい」が45.0%、「一息できる空間」が43.5%、「価格」が42.1%、「長居できる」が31.0%、「人混み具合」が29.9%となった。年代別でみると、一息つける空間、人混み具合は性別に関わらず年代が高くなるほど重視する割合が高い結果に。年代が高くなるほど、コーヒーを飲む時間はゆっくり過ごしたいという人が多くいるようだ。
1番利用されているコーヒーチェーン店は?
利用経験のあるコーヒーチェーン店の結果は、「スターバックス」が81.3%と堂々の1位に。続いて「コメダ珈琲」が61.1%、「ドトールコーヒー」が60.9%、「ミスタードーナツ」が55.5%、「タリーズコーヒー」が51.6%という結果になった。
各コーヒーチェーンの印象に関するアンケートでは、スターバックスは976人中「ドリンクがおいしい」が41.2%、「トレンド・話題性のある」が37.8%の結果に。コメダ珈琲は733人中「フードがおいしい」が40.8%、「親しみがある」が32.9%、ドトールコーヒーは731人中「お手頃」が44.5%、「親しみがある」が33.5%となった。この結果から、各ブランドには印象が確立しており、自分のニーズに合ったお店を選ぶ人が多いのかもしれない。
また「コーヒーチェーンで実際に買った新作夏のドリンクメニュー」のアンケート結果は、「スタバ:スターバックスコーヒーストロベリーフラペチーノ」が19.0%、「スタバ:瀬戸内 レモンケーキフラペチーノ」が15.2%、「スタバ:ピーチトランクイリティ」が9.1%、「スタバ:コーヒーエイドクールライム」が7.7%と1位から4位までスターバックスのドリンクがランクイン。性別ごとで見ると、いずれも女性が男性の平均値を上回っていることがわかった。
コーヒーチェーンのアプリ利用率TOP5は「スターバックス」が圧倒しており、「ミスタードーナツ」、「ドトールコーヒー」、「タリーズコーヒー」、「コメダ珈琲」という順位に。「コメダ珈琲」は利用経験では上位だがアプリ利用者は少ない傾向にあるようだ。
コーヒーチェーンの利用目的は性・年代によって様々だが、どのランキングを見てもスタバがトップなのは、店舗数やドリンクのおいしさ・トレンドからみて納得の結果といえる。
出典元:【モニタス/PR TIMES】
※サムネイル画像(Image:Ned Snowman / Shutterstock.com)