みんな大好き牛丼チェーンの松屋。その松屋が展開するトンカツ業態の「松のや・松乃家」では、あまり知られていないが神コスパの朝定食があるのだ。なんと価格が税込400円~。セットの味噌汁を豚汁に変更しても500円。増税どこ吹く風の圧倒的なコスパに感動したので、この記事ではその魅力を紹介させて欲しい。
「あえて朝にトンカツ」という選択肢
松屋と比べるとどうしても知名度の面では見劣りがちな「松のや」。しかし、実は圧倒的神コスパを誇る最高のチェーンということはあまり知られていない。
レギュラーメニューの定食類はライス大盛りが無料かつ、非常にボリューム溢れるメニューが550~850円のリーズナブルな価格で食べられる。
その中でも特にコスパが高いのが「朝定食」だ。
販売時間帯は朝5時~11時と時間制限はあるものの、出勤前に立ち寄ってぜひその素晴らしさを噛み締めて欲しい。
今回注文したのは、「得朝ロースかつ定食70g・豚汁セット(税込500円)」。通常セットの汁物は味噌汁で、その場合は400円(税込)というこっちが心配になる価格設定。
ワンコインとは思えぬ完成された美しきビジュアル。
70gと聞くと「かなり少ないのでは?」と心配する方もいるかもしれないが、朝はこれくらいで十分。ちょうどいい塩梅だ。
卓上には2種類のソースと塩があり、さまざまな好みにも対応している。筆者的にオススメなのは塩。
カツの厚さは1.5cmほどで、しっかり肉厚。よくある「値段は安いけどほぼ衣の詐欺カツ」とは一線を画す。
そして、しっかりうまい。脂身もあまり多くなく、ぺろっといけてしまう。「朝はこれくらいがいいよ」トンカツが、松屋の商品開発部が、そう語りかけてくるようだ。
箸休めには具沢山の豚汁をすする。
筆者的には、セットの味噌汁から豚汁への変更はマストだ。出汁? 生姜? 野菜のエキス? か何かよくわからないが、単に味噌を溶かしただけではなく、しっかり旨味を感じることができる。
気がつけば、そこには空の皿と丼が鎮座していた。ごちそうさまでした。
トンカツが食べたくなったら松のやの朝定食一択
トンカツは、食べ進めているとどうしても途中で飽きてしまう傾向がある。さらに、家で作ろうと思えば油の用意や処理が面倒だし、外食となればそんなに安くはない料理だ。そのため、僕の中では牛丼やカレーに比べるとどうしても少しハードルの高いイメージがあった。
しかし、松のやの朝定食は、トンカツという料理のデメリットを見事にカバーしている。
量よし、味より、コスパ良し。
もはや、筆者の中のトンカツの選択肢はこれしか無くなってしまった。