初めてのベトナム・ハノイで絶対ハズせないおすすめグルメ5選

北部に位置するベトナムの首都「ハノイ」。とくにフランス領の名残りを残す旧市街地は緑が多く意外とオシャレな街並みで、女子受けするカフェや雑貨店も多い。また、ベトナムは美味しいものが驚くほど安く食べられることでも有名だ。そこで今回は、筆者が実際に現地で食べた絶対にハズさない名店を5店紹介しよう。

たった165円のバインミーが激ウマで連日通う!

初めてのベトナム・ハノイで絶対ハズせないおすすめグルメ5選

 今回は、初めてハノイを訪れた人に絶対ハズさないおすすめの名店を5つ紹介する。場所は旧市街地を中心に歩いて行ける範囲に絞ったので、是非行ってみてほしい。
 まず、ハノイの朝食におすすめなのが「バインミー」である。かつてフランス領だったベトナムではフランスパンがとっても美味しいが、バインミーはそのフランスパンを使ったサンドイッチのこと。今回紹介するのは外国人旅行者に大人気の「BANH MI 25(バインミー25)」。とにかく安くて美味しいので、筆者は2日目の朝飯もここで食べたほど。
 ベトナムの料理といえば、やはり米粉麺の「フォー」だろう。ハノイの名店といえば、まずフォーボー(牛肉のフォー)専門店「Pho Gia Truyen(フォー・ザー・チュエン)」が挙げられる。筆者はホーチミンなどでもいろんなお店でフォーを食べてきたが、ここのフォーはスープが濃厚で絶品! ただし、昼は休憩で開いていないので営業時間には注意したい。もうひとつは、旧市街ど真ん中の聖ヨセフ大聖堂近くにある「Pho 10(フォー10)」。ここはやや高めだが牛肉の味がメチャ旨いのが特徴。お昼休みはなく、いつでも美味しいフィーボーを味わえる。

 

■バインミー「BANH MI 25(バインミー25)」
お店の場所(Googleマップ)は→こちら

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交差点に3店舗あるが、写真はテイクアウト専門(上写真)。道を挟んでイートイン店はあるが、交差点から少し入った2階にもイートイン店がある。写真はその入り口(中写真)。建物の内装はレトロでとってもオシャレ。常に客で混雑しているが、席が空いたら店員に座る場所を告げて座って待っていると、店員が注文を取りに来てくれる(下写真)

初めてのベトナム・ハノイで絶対ハズせないおすすめグルメ5選

この店の名物は「Banh Mi with Pork」というポークのバインミー。全部入りのMixedを頼んでも3万5,000ドン(約165円)という安さ! 飲み物はパッションフルーツとコンデンスミルク入りのベトナムコーヒー(Bac Siu Da)をオーダーしたが、どちらも2万5,000ドン(約118円)だった。営業時間は7時~21時(日曜のみ19時まで)

■フォー「Pho Gia Truyen(フォー・ザー・チュエン)」
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初めてのベトナム・ハノイで絶対ハズせないおすすめグルメ5選

店舗は分かりにくく木でできた看板が唯一の目印。ローカル客も多くて混雑しているが、カウンターにいる強面のおじさんに注文して、空いている席に座る(上写真)。メニューは潔くフォーボー(牛肉麺)のみだが、「TAIN AM(半生+煮込)」は5万ドン(約235円)、「TAI(半生)」は4万5,000ドン(約212円)、「CHIAN(煮込)」が4万ドン(約188円)である。筆者は「TAIN AM」をオーダーしたが、肉に火はしっかり通っている感じ。ここはとにかくスープが最高に旨い! 赤唐辛子はメチャ辛いので食べずにスープに浸す程度にしておこう。これでスープの味がさらに引き立つのだ(中・下写真)。なお、営業時間は朝は6時~10時まで、夜は18時~20時30分なので要注意!

■フォー「Pho 10(フォー10)」
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初めてのベトナム・ハノイで絶対ハズせないおすすめグルメ5選

立地がよく店舗は探しやすい。常に人が並んでいるが10分も待てば大丈夫。店に入ると、店員が空いている席に案内してくれるので、メニューを指差して注文すればOK。値段はやや高めだが、営業時間は6時~22時なので、いつ行っても食べられるのが◎(上写真)。基本的にメニューはフォーボー(牛肉)で6万ドン(約282円)だが、肉の焼き方は「Tai(半生)」「Chin(煮込)」「Tai chin(半生+煮込)」の3種類ある。筆者は「Tai chin」をオーダーしたが、とにかく半生の牛肉は柔らかくて牛の味がしっかりと旨い! もちろん、ライムをたっぷり絞り、赤唐辛子をひとかけらスープに漬けるとスープの味に深みが出る(中・下写真)

ハノイのオシャレカフェでチェーをいただく

 ハノイではオシャレなカフェも魅力。旧市街を歩き回ったあとはドンスアン市場近くにある「Lutulata Desserts & Drinks(ルトゥラタ)」で休憩しよう。レトロなビルを改装したオシャレカフェでベトナムスーツの代表格「Che(チェー)」を注文。さほど混雑していないので、インスタ映えしそうな店内でチェーやベトナムコーヒーをゆったりと味わえるのがいい。しかも、朝8時から夜23時まで営業しているので、いつでも立ち寄れる。
 最後はハノイ名物「Bun Cha(ブンチャー)」を紹介しよう。ブンチャーはフォーと同じ米粉麺だが、麺と甘酢スープ別になったつけ麺のこと。揚げ春巻きの「ネム(Nem)」がセットになっていることが多いので、夕飯をガッツリ食べたいときにおすすめしたい。ブンチャーの名店といえば、旧市街地の中心地にある1966創業の老舗「DAC KIM(ダックキム)」だろう。メニューは基本的にブンチャーのみで、ブンチャー単品の「BUN CHA」は6万ドン(約282円)、揚げ春巻きがセットになった「COMBO」は10万ドン(約470円)である。正直言って店内は汚いしおばちゃんは不愛想だが味は確か。ベトナム庶民の味と雰囲気を味わいたいなら最高のお店である。

 

■デザート(チェー)&カフェ「Lutulata Desserts & Drinks(ルトゥラタ)」
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初めてのベトナム・ハノイで絶対ハズせないおすすめグルメ5選

いかにもベトナムらしい古民家を改装したレトロでオシャレなお店。注文は、写真入りメニューがあるので指差しで1Fのレジで済ませよう。1Fよりも2F、3Fのテラス席が雰囲気がある。しばらく待つとドリンクやデザートを席まで持ってきてくれるが、さほど混んでおらず、写真を撮ったりしてゆったりした時間を楽しめるのがポイント。営業時間はなんと8時~23時まで!

初めてのベトナム・ハノイで絶対ハズせないおすすめグルメ5選

Che(チェー)は2万8,000ドン(約132円)~3万8,000ドン(約179円)とリーズナブル。筆者は「Che Khuc Bach(抹茶ゼリー、竜眼、ココナッツなどのチェー)」(中写真)と「Che chuoi(バナナとココナッツのチェー)」(下写真)、「Bac Xiu(ベトナムコーヒー)」をオーダー。量は少なくチェーはかなり甘さ控えめなので、甘党の人はガムシップを持参したほうがいいかも……。また、チェーにはレンゲと氷が付いてくるので、氷はお好みで入れてみよう。なお、今回は地味なチェーばかり頼んでしまったが、インスタ映えしそうなカラフルなチェーもある

■ブンチャー「DAC KIM(ダックキム)」
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周囲に似たようなブンチャー店がたくさんあるが、1966年創業と書かれた主張の激しい赤い看板のお店が「DAC KIM」(上写真)。メニューは基本的にブンチャーのみで、ブンチャー単品の「BUN CHA」は6万ドン(約282円)、揚げ春巻きがセットになった「COMBO」は10万ドン(約470円)である(中写真)。ローカル色の強いお店なので、2Fに上がって席に着くと、不愛想なおばちゃんが無言で大量の香草が入った器をドカッと置く。そこで、すかさずメニューを指差して注文するのがコツである。スープは甘酢ベースで肉がたっぷり入っていて美味しいが、とにかく麺や具の量が多いので、さらにセットで揚げ春巻きも食べると、お腹いっぱいになるので注意したい(下写真)。なお、営業時間は9時~21時となっている

文=今井真人/フリーライター

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