【コンビニ3社食べ比べ】「冷凍チャーハンNo.1は」セブン・ファミマ・ローソンのレンチン選手権

今やコンビニの冷凍食品を使えば、自宅で簡単に“ぱらぱらチャーハン”が楽しめる時代。筆者もよくお世話になっていますが、ここで1つ“ある疑問”が浮上しました。一見どれも同じように見える冷凍チャーハンは、店舗によってどのくらい味に差があるのか、と―。そこで今回は、コンビニの冷凍チャーハンNo.1決定選手権を開催。「具材」「味つけ」「食べ応え」の3つに注目したとき、最も総合点が高いのは一体どこのチャーハンなのでしょうか。

セブン-イレブンの「炒め油香るチャーハン」

 まずはセブンの「炒め油香るチャーハン」を徹底検証。同商品は1袋149円(税込)の冷凍チャーハンで、内容量170gに対しカロリーは330kcalほど。具材には卵とネギの他に、三元豚を使った焼豚が使われています。食べ応えは十分にありそうですが、果たして味の方は?
■価格:149円(税込)
■カロリー:1袋当たり330kcal

 実際にお皿へ盛りつけてみて、まず思ったのが“焼豚”が想像以上に少ない…。ちゃんと数えてはいませんが、パッと見“5粒”程度しか入っていません。しかし食べてビックリ。チャーハンに焼豚の旨味がたっぷり染み込んでいます! チャーハン特有の油っぽさも相まって、一口ひとくちが食べ応え抜群。焼豚の量など気にならないほど満足感を感じました。

ファミリーマートの「お母さん食堂 パラッと炒めチャーハン」

 お次はファミマの冷凍チャーハン。価格は1袋288円(税込)とセブンの2倍近くしますが、それもそのはず。内容量が280gもあるからです。お皿に盛りつけるとその差は一目瞭然で、見た目だけでもかなりボリューミー。カロリーは100g当たり203kcalなので、全部食べると600kcal弱くらいはありますかね。ガッツリ派にはたまらない。
■価格:288円(税込)
■カロリー:100g当たり203kcal

 では肝心の味はいかがでしょうか。具材は卵とネギ、それから気持ち程度の焼豚が入っています。味はセブンよりもあっさりまろやか。卵の存在感が強く、非常に食べやすい味わいです。味だけを見るとセブンの方が食べ応えを感じますが、量が量だけにこのくらいの味つけがちょうど良い。これはいい勝負だ…。

ローソンの「レンジで簡単! 5種の具材を入れふっくらパラッと仕上げた炒飯」

 ローソンの冷凍チャーハンは、焼豚、卵、ネギ、人参、筍といった5種類の具材を使用。他の2店舗と比べると、圧倒的に具沢山です。しかも内容量200gに対し、価格は138円(税込)とコスパ最強! カロリーは1袋400kcalでした。
■価格:138円(税込)
■カロリー:1袋当たり400kcal

 しかし今回の肝は、何といっても“味”です。実際に一口食べてみましたが、正直筆者の好みではありません。というのも王道の味ではなく、香りも味もかなり独特。何の味なんだろう… 筍? チャーハンというよりピラフに近い感覚です。具沢山で食べ応えもあるだけに、何だか惜しい商品。

 さて、そんなわけでローソンの冷凍チャーハンは除外。No.1の座は残る2店舗に委ねられたわけですが、今回はファミマの「パラッと炒めチャーハン」に軍配を上げたいと思います。理由はセブンの“油っぽさ”が少し強かったため。1番シンプル、だけどそれがベストだった“ファミマ”が勝利を収めました。
※価格や内容は筆者が購入当時のものです。

文=深山博/フリーライター

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