街中で「ドーナツと言えば?」と聞くと、おそらく100人中99人は「ミスド」と答えるだろう。そんなミスド=ドーナツ、ドーナツ=ミスドのイメージあるミスタードーナツに「パスタ・飲茶」の惣菜があるのをご存知だろうか? 著者はこれまで餅は餅屋の精神に則りミスドでドーナツ以外は注文しないようにしてきた。しかし、つい先日「物は試し」ということで飲茶を注文してみた。結果、激しく後悔することになったのでここで供養させてほしい。
正直言って、これならコンビニのカップスープのほうがいいかも
はい、ここは某駅近にあるミスド。
店舗の前には飲茶(=ラーメン系)とパスタの商品サンプルが並んでいる。
「主力メニューではない蕎麦屋のカレーがなぜか美味しいように、ドーナツ屋のラーメンも美味しいかもしれない」そんな希望的観測をもとに「厚切り肉そば(税込495円)」を注文。
注文する「お時間いただきますがよろしいですか?」と聞かれたが、全然OK。やはり注文する人が少なく時間がかかるのだろうか。そんなことを思いながら待っていると、テーブルまでラーメンが運ばれてきた。
えっ、うまそう。いや、それ以上に「めちゃくちゃ小さい」。
この写真ではうまく伝わらなくて悔しいが、体感では普通のラーメン店の「ミニラーメンレベル」である。
香りはちょっと洋風というかコンソメっぽい。ミスドらしいと言えばらしいが、果たしてその実力は如何に。
うーむ……。これはいただけない。正直に言って、かなり安っぽい。インスタントラーメンのコンソメ味のようだ。これなら普通にコンビニでカップスープ買うよね、といった感想。
次は麺、コイツもアカン。形状は細ストレート麺で茹で加減はかなり柔め。コシはほぼない。老若男女に受け入れられるよう、あえてこうした食感にしているのかどうなのか、その真実はミスド上層部のみが知るところ。
唯一の救いはこのチャーシュー。分厚くて食べ応えもあり、台湾料理を彷彿とさせる独特なスパイスの香りが個性的でよかった。ちょっとお酒のような、あの香り。
ラーメン完食完飲流の免許皆伝である筆者がスープを残してしまった。察してほしい。
【結論】ミスドではもう二度とラーメンを頼むことはないだろう
人の味覚は千差万別というのは百も承知。
ただ、普段からラーメンを食べ慣れている筆者はこのミスドのラーメンを「うまい」とは思わなかった。好みではなかったこともあると思うが、麺もスープも「うーん」であった。
これに495円は払えない。それなら日高屋やスシローに行くだろう。こうして、この日筆者は飲茶を頼んだことを激しく後悔しながら家路についた。