麺処あす花の「本気盛 貝ダシ醤油味」万人向けなのに独特のコクと不思議な一杯だった

Yahoo!主催の「最強の次世代ラーメン・あっさり部門」で「麺処あす花・貝出汁白醤油らーめん」が見事に優勝を獲得し、カップ麺として商品化された「マルちゃん 本気盛 貝ダシ醤油味」。毎日でも食べられる味を目指しているとのことだが、その実力はいかに? 筆者は個人的にガッツリ系の味が好きなため満足できるのが不安だったものの、食べ終わった頃には心の中でリピートを約束していた。

あっさり! なのに貝の出汁がしっかりきいて独特のコクを醸し出す

麺処あす花の「本気盛 貝ダシ醤油味」万人向けなのに独特のコクと不思議な一杯だった

こっちらが「麺処あす花の、本気盛 貝ダシ醤油味」。

麺処あす花の「本気盛 貝ダシ醤油味」万人向けなのに独特のコクと不思議な一杯だった

鶏ベースに貝系の出汁をきかせた味らしい。これまでいくつものカップ麺を食べてきたが、貝系のラーメンは食べたことがない。筆者的に貝出汁系のラーメンは大好きなので、少し期待。

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カロリーは454kcalとカップ麺にしてはごくごく一般的。

麺処あす花の「本気盛 貝ダシ醤油味」万人向けなのに独特のコクと不思議な一杯だった

ちなみにここの女性店主(福田明日香氏)は一人で切り盛りしていることで有名。ラーメン屋の店主といてばTシャツ姿の仏頂面で腕組みしているイメージがあるが、そうしたイメージはもはや過去のものになりつつあるのかもしれない。

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中身はかやく入り麺+後入れ特製スープのみ。

麺処あす花の「本気盛 貝ダシ醤油味」万人向けなのに独特のコクと不思議な一杯だった

お湯を注ぎ、待つこと2分。短めの待機時間は、麺の細さによるものだろう。

麺処あす花の「本気盛 貝ダシ醤油味」万人向けなのに独特のコクと不思議な一杯だった

完成。かきまぜると具がすべて下に行ってしましい、「かけらーめん」のようになってしまった。

 

貝出汁のきいたスープの香りはとても上品で、「松茸のお吸い物」に似ている。これまで筆者が食べてきたカップラーメンとはかなり趣向が違うようだ。

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そして、実際に飲んでみるとコレがうまい。ジャンクな味つけが好きな僕でもハッキリと分かるほど、ちゃんと貝の旨味とその出汁がスープに溶け出している。

 

最近流行りの煮干しやジャンク系が苦手な人でも大丈夫な万人向けの味だ。しかし、ただ単に万人向けというわけではなく、この一杯ならではのオリジナリティもある、という不思議な味。

麺処あす花の「本気盛 貝ダシ醤油味」万人向けなのに独特のコクと不思議な一杯だった

麺は細麺でコシもあり喉越しも良好。さすがマルちゃん製麺。その地肩のよさに改めて敬意を払う。

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瞬殺。

 

最後の一滴まで美味しくいただける、今時珍しいタイプのカップ麺であった。

まさに「毎日でも食べられるラーメン」だった

たしかに、これは「毎日でも食べられるラーメン」であった。単純な醤油味や塩味ではなく、流行りの煮干し系やジャンク系でもない。貝出汁ならではのオリジナリティがそこにはあった。

 

これは優勝も納得だ。次は、ぜひ実店舗の方にお伺いしたいと思う。

文=ミヤモトマサシ/フード・フリーライター

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