福岡のとんこつラーメン店「一蘭」と言えば、カウンターに仕切りがあり、一人でも気兼ねなく集中してラーメンが食べられるシステムが有名。コロナ禍にあっては「元祖ソーシャルディスタンス」ラーメン店としても再注目されているが、そんな一蘭にも実は裏メニューや裏オーダーがあった!
一蘭では店舗オリジナルラーメンが多数存在する!
福岡とんこつラーメン店の「一蘭」は1960年に福岡で創業し、今年でなんと60周年を迎える老舗だ。2020年6月時点で国内84店舗を構えるほか、香港やニューヨークなど海外にも進出している。一蘭といえば、やはり客と従業員との間に仕切りが設けられており、一人で気兼ねなく集中してラーメンが食べられるシステムが有名。コロナ禍の現在では「元祖ソーシャルディスタンス」ラーメン店としても再注目されている。そんな一蘭にも、実は裏メニューや裏オーダーがあったのだ!
まず、一蘭には店舗限定のメニューが多数あるのをご存じだろうか? たとえば、天神西通り店とキャナルシティ博多店だけで提供されている「釜だれとんこつラーメン」は、釜煮込み焼豚を作る際にできた煮汁を使用した釜だれに仕立て上げられている。次に大宰府参道店では、太宰府天満宮に訪れた受験生を応援するために誕生した「合格ラーメン」があり、麺の長さが通常の2倍以上「59㎝(ゴーカク)」という合格麺が特徴だ。そして、銀座一蘭-大吟醸麺-では銀座に相応しい有田焼の重箱どんぶりを使用した「天然とんこつラーメン(銀座重箱)」(1,180円)を提供。上質な豚バラ肉を特製だれで煮込んで熟成させたチャーシューが味わえる。これ以外にもたくさんあるので、旅行に行ったときは店舗限定ラーメンを探してみよう!
白ネギと青ネギをミックスした裏オーダーがある!
一蘭には特殊な麺を使用した裏メニューがあるのをご存じだろうか? たとえば、福岡県の西新店では、ハリガネ、粉落としを超えた最高峰の硬さの麺を使用した「剛鉄麺」、福岡県の小戸店と太宰府店では、小麦の風味が強い麺を使用した「ラー麦麺」がオーダー可能だ。
一蘭では、注文票で麺の硬さやニンニクの量、こってり度などを自由にオーダーできるが、注文票の書き方しだいで裏オーダーも可能になる。たとえば、一蘭のねぎは無料でトッピングできるが、「白ねぎ」と「青ねぎ」の両方にチェックを入れると、両方をミックスした「ねぎダブル」がオーダーできる。また、追加注文でも裏オーダーは可能。たとえば、替玉のダシを「多め」あるいは「少な目」にしてもらったっり、あとからラーメンの「ダシ」や「秘伝のタレ」などを追加してもらうこともできるのだ。
なお、一蘭では個別に仕切られたカウンター席が当たり前だが、実は仕切りのないテーブル席が用意されている「一蘭屋台」も存在する。一蘭屋台は福岡、大阪、広島、浅草などにあるが、家族や友だちと一緒にワイワイ食べたいときはおすすめ。
なんと小学6年生以下なら5人までラーメンが無料に!
一蘭によく行くなら一蘭公式アプリは必須。無料会員登録して「麺バー」になると、初回登録時に30ptが付与され、一回来店するごとに10ptが貯まる仕組みになっている。たとえば、半替玉は30pt(150円相当)、替玉は60pt(210円相当)、追加チャーシューは90pt(250円相当)などとなっているので、貯まったポイントでさまざまなトッピングに交換することができるのだ。
また、あまり知られていないが、一蘭公式アプリで「麺バー」になると、国内の全店舗において大人1名につき小学6年生までの子ども5人まで「お子様ラーメン」が無料で提供されるクーポンがもらえる。子だくさんの家庭にはうれしいサービスだが、必ずアプリの引換券を店員に提示する必要があるので事前に準備しておこう。
なお、コロナ禍対策のため休業したり営業時間が変更になっている店舗もあるので、一蘭に行くときは、事前に各店舗の営業時間をチェックしてから来店するようにしたい。
●一蘭(公式)は→こちら