「最もビールと相性の良い食べ物」といっても過言ではない“焼き鳥”。炭火焼の香ばしさと鶏肉のうまみ、部位によって様々な食感が楽しめる焼き鳥は、「もう1本」とつい手が伸びてしまう。そんな焼き鳥の部位は、定番から希少部位までなんと約50種類にものぼるという。硬い部位や柔らかい部位、ジューシーな味わいからさっぱりとした味わいまで千差万別だが、最も人気な部位はどこなのだろうか。
インターネットリサーチメディア・ねとらぼ調査隊は、「好きな焼き鳥の部位」に関するアンケート調査を実施しその結果を公表している。まずは10位から順に見ていこう。
定番のもも・ねぎまは意外にも5位以下に
ねとらぼ調査隊から発表されたランキングによると、10位に「つくね」、9位に「軟骨」、8位に「もも」、7位に「レバー」、6位に「ねぎま」がランクイン。ももやねぎま、つくねといったファミリー層に人気そうな定番の部位は意外にも低めの順位についた。このあたりの万人ウケする部位は、数多の焼き鳥を食してきた大人たちにとっては“子どもの食べ物”なのかもしれない。
5位には、独特な歯ごたえが特徴の「ハツ(こころ)」がランクイン。鶏の心臓部分であるハツは、ホルモンの中でも臭みが少ないため食べやすく、栄養も豊富であることから根強い人気を獲得している部位である。そして4位に選ばれたのは、鶏の首周りにあたる「せせり」。頻繁に動かす場所であるため、引き締まっていながらもうまみがたっぷり。噛めば噛むほど口の中においしさが広がる、焼き鳥好きに支持される部位だ。
3位砂肝、2位ぼんじり、1位は?
3位には、鶏の胃の一部である「砂肝」がランクイン。しゃりっとした歯ごたえが特徴の砂肝は、鶏が食べ物をすりつぶすための消化器官であり、そのほとんどが筋肉でできている。比較的低カロリーな部位として知られているため、筋トレ民やダイエッターからの支持も厚い。
2位にランクインしたのは、「ぼんじり」。あらゆる部位の中でも特に脂が乗っており、ぷるんとした食感とジューシーな肉汁が持ち味だ。地域やお店によっては「さんかく」「テール」と呼ばれており、幅広い世代の人に愛されている部位である。
そして栄えある1位に輝いたのは、独特な食感と香りがたまらない「皮」。焼き加減によってカリカリにもぷるぷるにもなる皮は、焼き鳥のみならず、ポン酢和えなど様々な料理で重宝されている。家庭では廃棄されてしまうことも多いが、焼き鳥ではこれほどにもニーズがあるようだ。
あなたの好きな部位はランクインしていただろうか。この記事を読んで焼き鳥を食べたくなったら、今日は早めに仕事を切り上げて焼き鳥屋に直行するのもいいかもしれない。
出典元:【焼き鳥】人気部位ランキングTOP16! 1位は「皮」【2021年最新結果】【ねとらぼ調査隊】