「香川県」と聞いて、はじめに思い浮かぶのは何だろうか。おそらく、ほとんどの人が「うどん」と答えるであろう。それくらい香川はうどんのイメージが強い。強いコシが特徴の讃岐うどんは、香川県の特産品であり地元民たちのソウルフード。香川といえばうどん、うどんといえば香川なのである。
そんな“うどん県”とも呼ばれる香川県だが、先日発売されたスターバックスのご当地フラペチーノ「47JIMOTOフラペチーノ」においては、香川県のフラペチーノにうどん要素はゼロ。当たり前といえばそうなのかもしれないが、うどんが候補にあがることはなかったのだろうか。
やはり「うどんフラペチーノ」も候補に入っていた!?
香川県で発売されたご当地フラペチーノは、高級砂糖の和三盆を使った「香川 和三盆 抹茶にしぃまい フラペチーノ」。フレーバーは、各店舗のストアマネージャーが選考をリードして決定したという。
香川県のフレーバー選定について、ニュースサイト・withnews(ウィズニュース)が香川大学病院店のマネージャーに取材を実施。素材としてうどん麺を使う案こそなかったものの、フラペチーノのベースを白色にして、シトラス果肉で卵黄を、抹茶パウダーをトッピングしてネギに見立てる案など、見た目をうどんっぽくする案は数件挙がっていたそう。ほかにも、白色のフラペチーノにぶっかけだし風のエスプレッソを上からかけ、ホイップクリームを大根おろしのようにトッピングし、天かすのようにポン菓子をのせるなど、細部まで作りこまれた案もあったようだ。ちなみに、J-CASTニュースが行った「47JIMOTOフラペチーノ」人気ランキング投票結果では、38位だった「和三盆 抹茶にしぃまい フラペチーノ」。
アイデアはユニークだが、「うどん風フラペチーノ」と聞いてあまり食欲をそそられないのも確か。名称自体もそうだが、うどんっぽい見た目は、甘いフラペチーノのはずなのに何だかしょっぱいような味のイメージを抱いてしまう。あまりそそられないほうの“甘じょっぱい”である。うどんフラペチーノを想像すると、香川県の特産品である和三盆と、それにマッチする抹茶とミルクをベースとした「香川 和三盆 抹茶にしぃまい フラペチーノ」にしたのは英断だったと思われる。
しかし、香川県がうどんフラペチーノを検討していたことを知ると、もしかすると高知県はカツオフラペチーノ、茨城は納豆フラペチーノ、栃木は餃子フラペチーノ、秋田はきりたんぽフラペチーノを検討していたのかもしれない……と想像を巡らせてしまう。この話がどこまで真実かはともかく、美味しそうなメニューを選定してくれたスタッフたちには感謝するしかない。
参照元:やっぱり「うどんフラペチーノ」も候補でした 香川のスタバに聞いた【withnews】
※サムネイル画像(Image:スターバックスコーヒージャパン公式サイトより引用)