吉野家と言えば、サラリーマンのササッとランチはもちろん、働くお母さんいわゆるワーママの忙しい日の晩ご飯、そして部活動帰りの腹ペコ高校生まで幅広い世代に人気の「うまい・やすい・はやい」の三拍子そろった庶民の強～い味方である。
2021年、6月13日から6月26日までの間、インターネットサイトの「ねとらぼ調査隊」により、「吉野家のレギュラー丼メニューで好きなのは？」というアンケートが実施され、488票もの投票があった。定番から意外なメニューまでがランクインした、そのランキングについてお伝えしていきたい。
1位はもちろん牛丼。得票数は余裕の過半数越え！
1899年創業、ファストフードの老舗ともいうべき吉野家の看板メニュー
第1位は、吉野家の代名詞である「牛丼」で、獲得票数は288票、得票率は過半数を超える59％であった。1899年に創業者の松田栄吉が売り出した牛丼は、味の染みた柔らかな牛肉と玉ねぎのバランスが絶妙で、ちょっと甘めのタレもホッとする優しい味わいだ。この味を求めて、吉野家に通う人が多いのも納得できる商品である。
コメント欄には、「牛丼並、卵、味噌汁の一択！」「吉野家の牛丼は唯一無二の商品。どこの競合も真似できない。お新香とのマリアージュは死ぬ前の最後の晩餐にします」など、他の牛丼チェーン店と比べても別格であると絶賛する、“吉野家の”牛丼ファンからの熱いコメントも。
2位以下のランキングには、ちょっと以外なメニューも顔をそろえた。
なぜチーズ牛丼はないの！？吉野家さん！！
カルビ丼にも豚丼にもチーズ系メニューがあるのに…
2位は豚丼。2位の「豚丼」はBSE騒動で誕生したピンチヒッターだが、根強い人気を誇っていることが伺える。3位以下は、「肉だく牛丼」4位「ねぎ玉牛丼」、5位「牛カルビ丼」、同率6位で「ねぎだく牛丼」「スタミナ超特盛丼」と続くが、同票で8位にランクインしているのが「チーズカルビ丼」と「チーズ豚丼」である。そう、カンのいい読者の皆さんは気づいたであろう。看板メニューである牛丼には、バリエーションとしてチーズ牛丼がないのである！
他のチェーン店では“チー牛”のネットスラングの語源ともなったとあるチーズ牛丼メニューもあるほど定番のアレンジメニューだ。チーズは若年層や女性に人気のチーズトッピングだが、吉野家にはチーズ牛丼がない。2020年の期間限定でアボカドとチーズをのせた「アボチー牛丼」が発売されたが、レギュラーメニューとはならなかった。
ただ、吉野家の大きな強みは別のところにあった。得票は少数ながらランクインしたのが、あのダイエットで有名なプライベートジム・RIZAPとコラボレーションしたメニュー、16位「ライザップ牛サラダ」17位「ライザップ辛牛サラダ」だ。2020年から発売しているこのコラボレーションメニュー、他のレギュラーメニューに比べて知名度が高い、とは言えないものの、高たんぱく低糖質であり、手ごろな価格で食べごたえがあるという点から、これまで吉野家が取り逃がしてきた「ボディメイクに意識の高い新規顧客」を獲得する可能性がある。すでにリピーターも多いようだ。
つゆだく・ねぎだくにしたりサイドメニューを合わせたりと、好みによって変化をつけられる牛丼だが、高たんぱく低カロリーという新たな刺客ともいうべきメニューで、他のチェーン店との差別化に成功するのか、今後の行方に注目したい。
ちなみにこのランキング「その他」に12票が入っているのだが、ランクインしていないメニューで投票するコアなファンがいるメニュー、ぜひ1票ずつ知りたいのは筆者だけであろうか。
出典元：「吉野家」のレギュラー丼ランキングTOP16！ 圧倒的1位は牛丼に【2021年最新投票結果】【ねとらぼ調査隊】
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※サムネイル画像（Image：吉野家公式サイトより引用）