ドラッグストアにおける2021年6月のビール売上ランキングで1位に輝いたのは、「アサヒ スーパードライ」だったことが、Segment of One & Only株式会社のID-POSパネルデータにより判明した。「さらりとした飲み口。キレ味さえる、生ビール。」を売り文句にしているスーパードライに加え、ビールテイストの他ジャンルでもすっきりした飲み口を謳う銘柄がランキングに頻出しており、気温の上昇に伴ってごくごく飲める銘柄が人気のようだ。
ドラッグストアで家飲み用をまとめ買い。この夏はどのビールを楽しむ人が多い?
調査対象はSOO加盟32社のドラッグストア。「ドラッグストアでビールを買う」となると、家飲み用としてストックしておこう……と考える人々が大半だろう。コンビニはもちろん、場合によってはスーパーや酒販店よりも安く買えることがあるからだ。
ランキングを見ると、1位に「スーパードライ350ml」の6缶パック、2位はケース買いで、まとめ買いしている様子が目に浮かぶ。3位にようやく「キリン 一番搾り 生ビール」が登場するが、全体的にスーパードライの強さはゆるぎない印象だ。一番搾りは「麦本来のうまみが感じられる、調和のとれた飲みやすい味わい」がウリ文句。のどごしを楽しむというよりじっくり味わって飲むビールというイメージが、夏の暑さでビールに手を伸ばす人々から避けられる傾向にあったのかもしれない。
ビールテイスト発泡酒とその他醸造酒カテゴリはキリンが圧倒
ビールテイストの他ジャンルに目を向けてみよう。発泡酒カテゴリでは「キリン 淡麗グリーンラベル」が1位・2位を獲得。ほかにも淡麗シリーズは5・6・7・9・10位にランクインしており、発泡酒部門ではキリンに軍配があがっている。また、ビールテイストその他醸造酒カテゴリでは「キリン のどごし 生」が1~6位を独占状態。7~10位は「サッポロ ドラフトワン」が占めるなど、二極化した結果となっている。淡麗グリーンラベルは「ホップの爽やかな香りとバランスのよい味わい」、のどごし生は「ごくごく飲める爽快なうまさ」をウリにしており、どちらも暑い日にこそ飲みたい商品だ。
一方、ビールテイストリキュールカテゴリでは、「サントリー 金麦」が上位1・2位を占めているが、3位は「キリン 本麒麟」、4位は「アサヒ クリアアサヒ」となるなど、混戦状態。金麦は季節に合わせて味を変えていることをアピールしており、本麒麟は「圧倒的なうまさ」など本格派であることを訴求。クリアアサヒは「ゴクゴクうまい」とアサヒらしく喉ごしを全面に打ち出しているなど、消費者の好みはバラバラのようだ。あなたの愛飲ドリンクは何位だっただろうか?
出典元:【SOO】SOO加盟ドラッグストア32社の2021年6月度のビールカテゴリーの売上ランキングを発表【Segment of One & Only】
※サムネイル画像(Image:Amazonより引用)