リクルートの観光に関する調査・研究、地 域振興機関である「じゃらんリサーチセンター」は2021年4月1日〜22日、 「じゃらん宿泊旅行調査 2021」を実施。20〜79歳の男女 1万5,719人から回答を得た。今回はその調査結果のテーマのうち「都道府県魅力度ランキング」から、特に「魅力のある特産品や土産物が多かった」と評された都道府県を、ランキング形式で紹介していこう。
石川県、青森県の魅力溢れる土産品とは?
第3位に選ばれたのは、石川県だった。伝統工芸品では「九谷焼」や「輪島塗」などが有名。渋いイメージをお持ちかもしれないが、近年では九谷焼の若い作家も増えてポップでかわいく、若者にも喜ばれるお土産となっている。「金箔製品」も金沢市周辺で販売されており、金箔パックは顔に貼り付けて写真を撮ると抜群に映える一品だ。また、ノドグロなどの新鮮な「魚介類」や車麩が特徴的な「金沢おでん」をはじめ、郷土料理の「ハントンライス」など、地域特有のグルメも豊富。美味しい「日本酒」もたくさん造られている地域だ。
続く第2位に選ばれたのは、青森県だった。青森県といえば、やはり「りんご」の名産地。有名どころのふじやつがるの他、中の身まで真っ赤な御所川原りんごなど、珍しい品種もたくさんあるので、面白い品種を探して開拓するのも楽しそう。その他のグルメでは、「にんにく」や「イカ」などが有名。工芸品では、津軽地方の伝統的な刺し子「こぎん刺し」や真ん丸の目が愛らしい「金魚ねぷた」など、地域色の濃い名品が揃う。
堂々の第1位は沖縄県
そして栄えある第1位に輝いたのは、沖縄県だった。なんと、沖縄県は16年連続で1位。魅力のある特産品や土産物ではもはや絶対王者と言えるだろう。
そんな王者・沖縄のお土産では、「紅芋タルト」 や「ちんすこう」などの定番品が変わらず人気。素朴な味が何度食べても飽きない名品だ。また、海の宝石とも呼ばれる「海ぶどう」や、豚肉料理などの沖縄ならではのグルメも支持されている。沖縄では豚は「鳴き声以外は全て食べる」のが当たり前らしく、ラフテーや豚足の煮込み、中身汁にしてモツまで鰹出汁のスープで食べるそう。お土産として気軽に持ち帰るなら、豚の耳を使用した「ミミガージャーキー」が良さそうだ。
なかなか遠出しにくいこのご時世だが、なかにはインターネット通販でお取り寄せできる商品も少なくない。色々取り寄せて、各地の名産品を楽しんでみるのも楽しそう。
出典元:じゃらん宿泊旅行調査 2021(PDF)【じゃらんリサーチセンター】
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