キリン・アサヒ・サッポロ・サントリーといった大手のビールとは違った独特の製造背景や思い、デザイン性の高いパッケージなどから、若者からも人気を得ているクラフトビール。今や日本全国で土地の特産などを使った様々なクラフトビールも発売されている。家族や友人へのお土産として選ぶことも多いかもしれない。そんなクラフトビールの数ある生産地の中で、どの都道府県が人気を集めているのだろうか?
全国各地にあるブルワリーの数にも驚き!
日本全国にはなんと495カ所ものブルワリーがあるというクラフトビール(ビアクルーズ参考/2021年5月現在)。自然豊かな地で醸造しているブルワリーもあれば、中には都市部の駅近に醸造所を構えているところも存在する。
ねとらぼ調査隊を運営するアイティメディアは、2021年7月1日から7月14日までの間「クラフトビールがおいしいと思う都道府県は?」というテーマでアンケート調査を実施。ランキング形式で結果を発表した。それぞれの土地柄を生かしたクラフトビールも見ていきながら、どの都道府県が上位になったのかチェックしていこう。
第5位は北の国、「北海道」。クラフトビール好き界隈では有名な「網走ビール」や「小樽ビール」「大雪地ビール」「オホーツクビール」など数多くのクラフトビールが造られている。サッポロ発祥の地であることも「おいしいビール」が造られるイメージがあるのかもしれない。続く4位は長野県。もはや4大ビールに並ぶほどの知名度を誇り“大手クラフトビール”「よなよなエール」が印象的だ。また、「志賀高原ビール」「THE軽井沢ビール」などは「クラフトビールに詳しくなくても名前を聞いたことがある」という人も多いのではないだろうか。
1位は、数多くの受賞歴があるあのビールを造る県
さて、トップ3を見ていこう。3位は静岡県。静岡県の醸造所数は全国4位(静岡県発表)で、富士山の伏流水を使った「御殿場高原ビール」も名が知られている。キャンプ場も展開しているベアード・ブルーイングが手掛ける「ベアード ビール」は、職人のビールに対する深い愛情に魅せられたファンも多い。2位は岩手県。スーパーやコンビニなどでも並んでいる「銀河高原ビール」も岩手県が発祥だ(現在は長野県へ移転)。数えきれないほど多くの国際的な賞を獲得している「いわて蔵ビール」は、三陸牡蠣を使ったものや復興支援ビールなど地元愛を感じるラインナップも展開している。
栄えある1位に選ばれたのは、栃木県。県内の醸造所数は決して多くはないものの、高級感漂う上品な見た目の「那須高原ビール」は数多くの賞を受賞してきた有名なクラフトビールの1つと言えるだろう。宇都宮市の道の駅「ろまんちっく村」で造られる各種クラフトビールも人気だという。
いかがだっただろうか?「意外!」「あのビールがあるから納得」など様々な意見があるかもしれない。オンライン販売しているクラフトビールも多くあるため、お気に入りのビールや、気になるビールがあったらぜひ購入してみては。
出典元:「クラフトビールがおいしい都道府県」ランキング! 1位は「栃木県」に決定!【2021年人気投票結果】【ねとらぼ調査隊】
※サムネイル画像(Image:nasukohgenbeer.ocnk.net)