家庭で食べられているルーカレーから、スパイスカレー、スープカレーなど、計り知れないほどの種類や味付けがあるカレー。様々なカレー屋が近所にあるだろう。地域によっては、カレー屋がそこかしこに並ぶ“カレーの聖地”などもあるくらいだ。では、地域によってカレー屋の店舗数にどれだけの格差はあるのだろうか。
今回は、ねとらぼ調査隊が47都道府県を対象に調べた、人口10万人におけるカレー専門店数ランキングを紹介しよう。
3位、2位ともに、カレーの街がある都道府県がランクイン!
第3位は、「北海道」で人口10万人あたり6.08軒となった。北海道といえば、札幌市のご当地カレーであるスープカレーが有名だ。スープカレーは札幌が発祥の地ともいわれ、市内にはスープカレーを提供する店が200軒以上存在しているとのこと。小麦粉を使ったとろみのあるルーカレーとは異なり、スパイスの香りや刺激、辛みのきいたスープ、大ぶりの具が特徴。とにかく寒い冬の北海道では、辛いスープが体を温めてくれると人気なのだろう。
第2位は、「東京都」6.18軒。東京には札幌のようなご当地カレーと呼ばれるようなカレーはないが、全国・世界からカレーが集まってくる。そのため店舗数は他を圧倒する869軒。店舗数2位の大阪府367軒と比べると圧倒的な店舗数をほこっていることがわかる。東京でカレーを連想する街といえば、神保町が思い浮かぶ読者も多いのでは。そのルーツは、本屋が立ち並ぶ神保町では、買ったばかりの本を片手に食べるのに、カレーがぴったりだったという説があり、カレー店がたくさんあるようだ。
第1位は「石川県」の8.47軒で、東京を大きく引き離しての栄誉となった。石川県のカレーといえば、金沢市のご当地カレーである「金沢カレー」が有名だ。黒に近いドロッと濃厚なルーに、千切りキャベツが組み合わさっているのが特徴。さらに、トッピングも様々で、定番のチキンカツやウインナー、納豆やクリームコロッケなど、自分好みにアレンジして楽しめるのが人気なのだろう。
4位以下は次のような結果に。4位「岡山県」4.71軒、5位「富山県」4.64軒、6位「沖縄県」4.22軒、7位「大分県」4.18軒、8位「福岡県」4.16軒、9位「大阪府」4.15軒、10位「長崎県」4.11軒。岡山県は白桃を使った「岡山カレー」、富山県は煮干しを使った「氷見カレー」など、ご当地カレーがあるところは店舗数も多いようだ。氷見カレーに関しては、カップヌードルとNBAプレイヤー・八村塁がコラボした商品も話題だ。その人気にあやかって今後店舗数が拡大する可能性も考えられるだろう。
ちなみに47都道府県の中で最も少なかったのは「秋田県」で、人口10万人あたりわずか1.56軒。47位の秋田県をはじめ、40位以降の5県がランクインするなど東北はどの県も少ないようだ。北海道や石川同様に、寒い地域のはずだが、なぜカレー店が少ないのだろう。疑問が残る結果になった。
出典元:【都道府県】人口10万人あたりのカレー専門店数ランキングTOP47! 1位は「石川県」!【2021年版】【ねとらぼ調査隊】
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※サムネイル画像(Image:チャンピオンカレー公式サイトより引用)