マックのアイスクリームマシンが頻繁に故障する理由、“あるある”では済まされない可能性も

マクドナルドヘビーユーザーの間では“あるある”の現象として知られる、アイスクリームマシンが頻繁に故障する問題。日本でもアメリカでも顧客からの不満が噴出しているようだが、なんと、アメリカではアメリカ国内の公正な取引を監督・監視する連邦取引委員会がこの現象の詳細を調査するという自体にまで発展しているという。そこまで大事になっているその理由とは…?

「修理する権利」守るための調査

(Image:Ratana21 / Shutterstock.com)

故障のほか、清掃中という理由で提供不可の場合もあるようだ

 マクドナルドを頻繁に利用する人は、過去に何度もマックフルーリーやソフトツイストを食べたかったのに諦めたことがある人も多いのではないだろうか。アイスクリームマシンの故障中や調整中などの理由で提供不可能となっていることは、マクドナルドでは非常によくあることなのだ。これは日本だけでなくアメリカにおいても同様で、アメリカでは近くの店舗の機械が故障していないかを確認できるサービスまで生まれたほどだ。

 しかしアメリカでは、日本のように“あるあるネタ”として済ませることができない事態となっている様子。2021年7月、バイデン政権から「消費者やサードパーティの業者による修理に関する不当な制限を撤廃する規則の立案」を命じられたことを受け、連邦取引委員会は法的処置の強化を全会一致で可決したと発表。それが行動に移されたのだ。

 この件の何が問題となっているかというと、アイスクリームマシンが故障した際、マシンの製造メーカー・Taylorの認定業者しか修理できず、店舗では業者が到着し修理が終わるまでマックフルーリーの販売ができないという点だ。「店舗側である程度の修理対応が可能になればもっと早く解決できることもあるはず」ということで、連邦取引委員会が店舗側にどの程度のメンテナンス作業が許されているのかを調査している段階だという。

(Image:Wachiwit / Shutterstock.com)

ソフトクリームだけでなく、マックフルーリーなどもアイスクリームマシンの故障で提供不可となる

 現状、マックとTaylorの取り決めの中で何らかの問題が見つかったわけではないのだが、これまで消費者は食べたい時に食べたいものが購入できなくて困ってきた訳で、マクドナルドだって本来なら販売できた機会を失ってきた訳だから、もっと早くに対策を講じるべきだったはず。2017年の初め、米マクドナルドは顧客から数年にわたって苦情が寄せられていたアイスクリームマシンを取り換えると発表し期待されていたものの、それもうやむやのままとなっている。何か理由があって、のらりくらりと問題を先延ばしにしているのだろうかと勘繰られてしまうのも仕方ない状況だろう。

「ネットに流れてくるマクドナルドのアイスクリームマシンが壊れているという情報をいつも笑ってみていた。でも、マックフルーリーを買いに行ったら壊れていた。冷たいものが欲しい」や、「近所のマクドナルドは使えない、閉店すべき。だってアイスクリームマシンがいつも壊れているから」など、消費者からの絶えない悲痛な叫びがマクドナルドに届く日はやって来るのだろうか。今後の展開に注目が集まる。

参考元:「マクドナルドのアイスクリームマシンが頻繁に壊れる理由」を連邦取引委員会が調査か【GIGAZINE

※サムネイル画像(Image:Wachiwit / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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