かっぱ寿司の猛攻が止まらない。全国で様々な反応が巻き起こった9月26日の“寿司全皿半額”に続いて、10月1~3日に「国産生本鮪 一貫110円(税込)」という、またしても赤字覚悟のキャンペーンを実施することが発表された。しかし“寿司全皿半額”では開催前から予想されていた大混雑が全国各地で発生し、翌27日には謝罪コメントまで発していた。それでもなお2週連続で大盤振る舞いを続ける理由とは…。
今回は、ギリギリを攻め続けるかっぱ寿司についてお伝えしていきたい。
かっぱ寿司、覚悟の“国産生本鮪110円”
かっぱ寿司は9月29日、10月1日(金)~3日(日)の3日間限定で、国産生本鮪の赤身・中トロ・大トロどれもが一貫110円というキャンペーンを実施することを発表した。ただし赤身・中トロ・大トロ、どれかを選ぶことはできないという。「生の国産本鮪がほぼ原価!?」「沢山食べられると本当に赤字です」など出血大サービスであることを強調しながら、「うまくなったかっぱ寿司の覚悟を見てください!」と来店客を満足させる寿司を提供することに自信を覗かせた。
また、10月4日(月)~8日(金)には寿司・サイドメニュー・デザートの食べ放題とドリンクバー(一部店舗を除く)の「お土産付き 食べホー」を開催することも発表されている。
加えて公式サイト上でも10月18日(月)から新たなキャンペーンの開催も示唆している。「次は、みんなが好きなあれだ!」との煽り文も寄せられている。果たして何を用意しているのだろうか。
しかしかっぱ寿司といえば、9月26日に実施した寿司全皿半額キャンペーンに客が殺到したことは記憶に新しい。「約1,200分(20時間)」という待ち時間が案内されている画像がSNSに投稿されるなど、ネット上で物議をかもしていた。かっぱ寿司自身も「『寿司全皿半額』実施に関するお詫び」と題した謝罪文を公開したほどだ。また、混雑のため入店できなかった客に対して半額クーポンを配布したものの、クーポンが即座にフリマアプリで取引されていたことも報じられ問題視されていた。
前回の騒動も冷めやらぬ状況で再び混雑が予想されるキャンペーンを立て続けに開催するとは、果たして何か効果的な対策は打たれるのだろうか…?7月に報じられた元代表者によるライバル店の売上データ不正取得のマイナスイメージを吹き飛ばすには十分すぎる大盤振る舞いだが、新たな悪評がつかないように注意していただきたい。様々な意味で、今後もかっぱ寿司から目が離せなくなりそうだ。
出典元:生の国産本鮪がほぼ原価!? 沢山食べられると本当に赤字です【かっぱ寿司】
※サムネイル画像(Image:かっぱ寿司リリースより引用)