シンプルかつ王道の牛丼から、変化球の進化系牛丼まで、バラエティに富んだメニューとお手頃価格で、私たちのお腹とお財布の大いなる味方である牛丼チェーン店。牛丼か豚丼か、どこのタレの味が好きかはよく話題になるが、丼の命ともいうべき「白米」のおいしさにも差があることが2021年10月、ねとらぼ調査隊による調査で判明した。
最下位のなか卯、だが、お米への力の入れようはものスゴい
今回の調査では、日本の大手牛丼チェーン4社である「なか卯」、「すき家」、「松屋」、「吉野家」と、自由回答の「その他」の店舗という選択肢から選ぶ形で投票が行われた。
最下位となる第4位は「なか卯」。ダントツ最下位の39票となったが、実は米にすさまじい情熱を注いでいるため、この結果は無念だろう。というのも、なか卯は「白飯のみ食べるときと、タレや具材がトッピングされる丼では、ご飯に求める味や食感も違う」という考えのもと、汁通りが良くサラッと食べられるお米に仕上げているとのこと。また、精米後5日以内には店舗に到着しているらしい。オトナライフ読者諸君には、なか卯のご飯のおいしさをぜひ自分の舌で再評価してもらいたい。
第3位は「すき家」で166票とグンと票が伸びる結果となった。なんといってもすき家といえば国産米。ややかために炊飯しているのは、タレがよく絡むようにとのことからだそう。牛丼と同じくすき家の看板メニューであるカレーや、四川風麻婆丼など、“ドロッと系”メニューが多いすき家ならではの特徴といえるだろう。続いてTOP2を見てみよう。
第1位は松屋か、吉野家か、それともまさかのその他か!?
第2位は「松屋」で205票。こちらもすき家と同じく国産米を使用している。松屋は、一部店舗限定だが「松屋のお米」としてなんと白米のみの販売も行っているほど、米に自信がある様子。牛丼チェーン店が白米を売るとは驚きだが、松屋ファンからは「米を売っているのは、松屋好きなら常識」という声も。2kg入りで750円とお手頃価格で、一人暮らしには適量かも。2kgなら、食事のついでに買って持って帰るのにも苦にならないレベルの重さも嬉しい。
ということは……そう、白米がおいしい牛丼チェーン店の栄えある第1位は、牛丼チェーンのパイオニア的存在の「吉野家」!獲得票数は515票と、松屋に2倍以上の差をつけての圧倒的強さを見せつけた1位となった。ご飯の使命は、吉野家のプライドともいえる牛丼のタレのおいしさをさらに際立たせること。そんなご飯にふさわしいご飯になるよう独自のブレンド米を使っている。
牛丼チェーン店と言えば「何丼にするか」を考えて選びがちだが、この調査でご飯にも多大なる工夫とおいしさへの情熱があることがおわかりいただけたはずだ。今度牛丼チェーン店に行くときには、ぜひご飯のおいしさに注目して召し上がっていただきたい。
出典元:「お米がおいしいと思う牛丼チェーン」ランキング 第1位は「吉野家」に決定!【2021年最新投票結果】【ねとらぼ調査隊】