みなさんは、京都府発祥の人気チェーン店「天下一品」のラーメンを食べたことがあるだろうか。こってりラーメンの代名詞「天下一品」が創業50周年を迎え、11月10日に「ラーメン(並)1杯無料券」を配布することが分かった。過去にも配布されていた無料券の復活に対し、ある懸念も……。今回は、色々な意味で話題を呼んでいる天下一品の無料券に対する世間の動向を伝える。
無料券復活に、天一ファン歓喜!
天下一品の公式サイトは「2021天下一品祭り」と題した記事を掲載。同キャンペーンは、創業記念日である11月10日、並・大・特大・定食を含むラーメンをオーダーすると「ラーメン(並)1杯」がタダになる無料券が配布されるというもの。ただし、持ち帰りラーメンや宅配サービス、オンラインショップでの購入は対象外。無料券が配布予定数に達した場合は、当日オーダーしたラーメン代から「天下一品こってり(並)」「天下一品あっさり(並)」の単品価格の半額分が割引されるという。
過去にも無料券を配布していた天下一品。店名にちなんだ10月1日(天一の日)に無料券を配布していたが、2020年・2021年は三密を避けるために配布が中止されていた。2年ぶりの無料券配布に対し、ネットでは「天下一品の無料券イベント、キター!」「絶対行くためにカレンダーに速攻予定入れた」「天一の日が11月10日に代替されてて歓喜!」など、ファンたちの歓喜の声があふれかえっている。
一方で、「2年ぶりの開催だからめちゃくちゃ行列できると思う」「感染症対策大丈夫?」など、コロナ禍での天下一品祭り開催を心配する声も寄せられている。中には、「天一の日復活すると思って10月1日仕事の休み取ってたのに、今年は11月10日なのか……もっと早く知りたかった」という強者まで。天一の日の復活を期待し、楽しみにするファンも少なくなかっただろう。無料券配布を1カ月遅らせたのは、行列を避けるための天下一品なりの配慮だったのかもしれない。
最近では、飲食店のキャンペーンが物議を醸すことも。9月26日に採算度外視で行われたかっぱ寿司の「全皿半額」キャンペーンでは、店舗端末で「16時間」を超える待ち時間が案内された画像が注目を集めるなど、異常な混雑ぶりが話題を呼んだ。かっぱ寿司は入店制限などへの対応策として「半額クーポン」を用意。しかし、この半額クーポンが1枚3,500円でフリマサイトで転売され、さらなる波紋を広げる格好となった。
今回の天下一品祭りでも、「なんか嫌な予感がする」と、当日の混雑ぶりや無料券の転売を心配するコメントが上がっている。2年ぶりの復活となる無料券の反響は果たして……。
●2021天下一品祭りは→こちら
※サムネイル画像(Image:天一食品商事リリースより引用)