ドリンクだけでなくフードメニューも充実しており、季節ごとに新作ドリンクが続々と登場するスターバックスコーヒー。店構えもスタイリッシュで居心地もよく、ついつい長居してしまうという人も多くいることだろう。そう感じている人が多いためか、「入店したい時に店内を覗いてもいつも満席……」なんて感じている人もいるのではないだろうか。今回は訪れた人の傾向の調査結果から、スタバが常時満席である理由が見えてきた。
月に17~18回訪れるユーザーは滞在平均103分!
入りやすさも兼ね備えたおしゃれカフェの代表、スターバックス。幅広い世代からの人気を集め、常時多くの人たちが思い思いにゆったりと時間を過ごしている。ライフログアプリ「SilentLog」を提供しているレイ・フロンティアは、2021年10月にスタバを利用した人の傾向についての調査結果を発表。データから、スタバユーザーについて解き明かしていこう。
2021年10月の「1か月間にスターバックスに訪れた回数」の回答結果は、「1~2回」が最も多く、続く「3~4回」は半数まで減少している。ヘビーユーザーともなると月に「15回以上」、つまり2日に1回以上は通っているという人も一定数存在した。この場合は、「毎朝出勤前のルーティーンで訪れる」というようなパターンかもしれない。とはいえ、コーヒー一杯319円~と、コンビニや家庭で飲むよりはちょっと贅沢。金銭的にも気持ち的にも多少の余裕がないとこれだけ通うのはなかなか難しそうだ。
そして「来店回数別の滞在時間」をチェックしてみると、月17~18回訪れるユーザーは1回あたり平均でなんと「103分」。1時間半以上は滞在していることになる。一方で1~2回のライトユーザーは平均「34分」。一杯飲んで席を立つくらいだろう。ヘビーユーザーになるほど滞在時間が長いのはなぜなのだろうか……?
スタバといえば、一時期「Macbookが入場パス」と揶揄されるほどMacbookを主としてPCを持ち込んでいるユーザーも多いように感じられる。つまり店内で勉強や仕事など、何かしらの作業をする人が多いようだ。
確かに、席によっては充電可能なコンセントがついているうえ、他店でたまに見かける「席での作業禁止」といった注意貼り紙などが貼られているという話も聞いたことがない。特に現在は以前よりもリモートワーク可能なサラリーマンが増えたため、自宅とは異なる環境で作業をするために訪れる人も増加したことが考えられるだろう。時にはちょっとした打ち合わせを行っているサラリーマンの姿も見かけるため、カウンターの1人席やテーブル席、ソファ席などバリエーション豊富なイートインスペースがビジネスの場としても適しているのだろう。
おいしいコーヒーやフードメニューを堪能しながら作業をすれば、オフィスや自宅よりもはかどる場合もあるだろう。加えて、周りからはなんだかちょっとかっこよく見える。
とはいえ、やはりコーヒーを楽しみ憩いの場として利用しているユーザーがほとんど。作業場として長居することが多い人は、混み合ってきた時には気を利かせて場所を移してみてはいかがだろうか。そのほうが、混雑する店内で一心不乱に仕事をするよりも、よほどスマートな大人に見えるだろう。
出典元:2021年10月にスターバックスへ訪れた人の傾向【Rei Frontier Tech Blog】
※サムネイル画像(Image:jesuslion / Shutterstock.com)