2022年1月19日(水)より、ソフトバンクオンラインショップ限定で、整備済みのリユーススマートフォンの販売がはじまる。iPhoneを含めたスマホの高額化が進むなか、公式にiPhoneなどのリユーススマホを発売することで、リユーススマホを使うユーザー層の拡大や、最新機種の必要がないユーザーの買い替えが進むとみられる。
「最新機種は高すぎるし、機能的には少し前の機種でいいけど、フリマサービスで買うのは状態が心配で怖い…」といった方にこそ知ってほしい、販売開始モデルの詳細や、商品の状態についての公式コメントを見ていく。
「iPhone8」と「iPhone X」シリーズが発売開始
今回公式サイトで取扱いが開始されるのは「iPhone 8」(64GB)、「iPhone X」(64GB)、「iPhone XS」(256GB)、「iPhone XR」(128GB)の4機種だ。
iPhone 8は、「iPhone 6」から継承された4.7インチディスプレイのサイズは手のおさまりが良く、ポケットに楽にしまえると評判で、持ち運ぶには最適な機種とも言われている。事実、中古スマートフォンのECサイト「にこスマ」が発表した2021年12月の中古スマホ/機種別販売数ランキングでは9ヶ月連続の1位と獲得するほどの人気機種だ。iPhone Xにはないゴールドも人気で、指紋認証「Touch ID」の利用可能なホームボタンがついていることでも根強いファンを抱えている。
iPhone Xシリーズは、5.85インチのディスプレイを搭載した「iPhone X」をはじめ、「iPhone XS」、「iPhone XS Max」、「iPhone XR」といった、機種バリエーションが豊富なことも特徴。初代iPhone誕生から10年の節目に発売され、ホームボタンを廃止して全画面液晶を実現させた画期的なデザインが人気になった。iPhone X に搭載された顔認証「Face ID」は、iPhoneの技術革新を見せつけられた機種であり、ロック解除だけでなくApple Payに登録しているクレジットカードで認証する際もFace IDで利用可能になるなど、世間をあっと言わせた。Face IDについては、認証してくれる、くれないといったことも話題にもなった。現在、当たり前のように取り入れられている顔認証を、初めて体感したユーザーも多かっただろう。
下取りプログラムなどで回収した中古スマホを整備
今回のサービスは、「SoftBank Certified」というもの。「Certified」とは認証済みという意味であり、ソフトバンク公式にサイトには「ソフトバンクが認定した高品質リユーススマートフォンをお求めになりやすい価格で購入いただけます。」と記載されている。
なお、販売機種については、「『SoftBank Certified』はソフトバンクの下取りプログラムや新トクするサポート等で回収した中古スマートフォンをクリーニング、整備した商品で、新品ではありません」「端末外観の検査および検査ツールによる機能確認を実施していますが、軽微な傷、打痕がある場合があります」「専門業者によるクリーニング済、バッテリー残量80%以上/基本機能、接続機能ともに検査済となります」「メーカー保証はありません。なお、故障・破損時はアップルが規定する正規有償価格での修理となります」と伝えている。「軽微な傷、打痕がある場合がある」「バッテリー80%以上/基本性能」で、接続機能などは検査済みとのことだが、メーカー保証がない点は気になるところか。
また他に気になる部分としては、ソフトバンクのお知らせのページで販売機種の紹介欄に「iPhone」というくくりが設けられている点だろうか。そのうちiPhoneでないもの、Androidスマホも取り扱われれることになるのだろうか?「販売機種は今後、変更となることがあります」という注意書きも寄せられているが、さらなる取扱い機種の拡大にも期待したい。
●「SoftBank Certified」 高品質なリユーススマートフォンを手頃な価格で提供(公式)【SoftBank】
※サムネイル画像(Image:Karlis Dambrans / Shutterstock.com)