2021年秋にリリースされたiOS 15では、iPhone機能が大幅にアップしている。なかでもiPhoneで撮った写真や動画を管理できるiPhone標準の「写真」アプリでは、さまざまな新機能が追加されているのをご存じだろうか? そこで今回は、iOS 15でこっそりバージョンアップしている「写真」アプリの便利な新機能を紹介しよう。
iPhone標準の「写真」アプリがiOS 15のアップデートで使いやすくなった!
アナタはiPhoneで、年間どれくらい写真を撮っているだろうか?
iPhoneの登場からずっと標準搭載されている「写真」アプリは、撮った動画や画像の管理・色調整といった加工が可能だが、iOS15のアップデートで検索機能が強化されていたり、撮った写真の情報を表示するなど新たな機能が追加されているのだ。
そこで今回は、iPhone内の写真を管理するうえで必須となる、「写真」アプリの新機能をピックアップして紹介していこう。
「メモリー」機能が強化されアレンジが自在に!
アナタはiPhoneの「写真」アプリに「メモリー」という機能があるのをご存知だろうか?
これは、アルバム内の画像を組み合わせて、「スライドショー」として再生してくれる機能だが、iOS 15では「メモリーミックス」という機能が新たに追加されている。
アルバム内の画像を「AI」が自動認識してBGMを自動でセレクト。さらに、画像にフィルターをかけたり、モーション効果を選択したり、ユーザーの好みでアレンジができるようになっている。
撮影情報の表示だけでなく変更も可能に!
iOS 15のアップロードでiPhone標準の「写真」アプリに新たに追加されたのが、撮影情報の表示機能だ。
これにより、撮影した日時はもちろん、レンズ名やシャッタースピード、解像度やファイルサイズといったEXIF情報が確認できるようになった。
さらに、撮影場所の追加や撮影日も手動で変更が可能になったので、LINEやメールなどで共有した画像が“iPhoneに保存した日”ではなく“撮影日”に変更でき、写真の管理がしやすくなるのだ。
「ピープル」機能が進化して名前付けが可能に!
iPhoneのカメラで撮った画像を「写真」アプリが自動的に分析し、人物ごとにフォルダで管理してくれる「ピープル機能」。
iOS 15のアップデートでは、この「ピープル機能」がパワーアップしている。名前付けはもちろん、「この人は〇〇さんではありません」など、ピープルの誤認を正すこともできるようになっている。
ホーム画面から写真の検索が可能になった「Spotlight」を活用する!
iPhoneでホーム画面を下や左にスワイプすると、検索ボックスが表示される機能が追加されたのをご存知だろうか? これは「Spotlight」という検索バーで、iOS 15のアップデートで写真が検索対象に追加されている。
「写真」アプリの人物認証機能「ピープル」に名前を登録登録しておくと、該当する人の画像はもちろん、「猫」や「犬」といったキーワードでも撮った写真を検索してくれるのである。
写真から文字(TXT)を抜き出してコピーやWeb検索が可能に!
iOS 15のアップデートで新たに追加された「テキスト認識表示(Live Text))」機能。
これは画像から文章を自動で検出し、編集可能なテキスト(TXT)としてコピペできたり、翻訳できる画期的な機能だ。
残念ながら今のところ日本語は対象外だが、英語はもちろんフランス語やイタリア語、スペイン語など8カ国語に対応している。
また、この「テキスト認識表示」に対応するのはiPhone XS/XR以降となっている。