ドコモがガラケーユーザーからの乗り換え用に、月0.5GB+月10分無料通話付で月額550円という格安プラン「エコノミーMVNO」を導入したことはご存じだろう。だが、2022年1月27日、日本通信から月1GBで月額290円という「合理的シンプル290」を投入した。もはや「エコノミーMVNO」ですら割高と思わせるほどの激安ぶりだが、いったいどんなプランなのだろうか?
ドコモの「エコノミーMVNO」は月0.5GBだが月10分無料通話付で月額550円!
2021年10月、ドコモは月0.5GB+月10分無料通話付で月額550円という格安プラン「エコノミーMVNO」をドコモショップで取り扱うことになった。
この「エコノミーMVNO」は、元々ドコモグループの格安SIM「OCN モバイル ONE」のプランだが、これは、将来の3G停波によるガラケーからの乗り換え需要を見越したものだろう。
「エコノミーMVNO」の詳細については→こちらで確認してほしいが、月0.5GBとはいえ月550円という激安価格は大いに注目された。
しかし、ドコモもうかうかしていられない。実はドコモ回線を利用した格安SIM「日本通信」から、データ通信量1GBで月額290円という、驚くべき激安プランが登場したのである。
そこで今回は、もはや「エコノミーMVNO」すら割高に見えてしまう日本通信の「合理的シンプル290」について詳しく解説しよう。
日本通信が月1GBで290円という破格のプランを投入!
ドコモ回線を使った格安SIMを提供する日本通信は、2022年1月27日から月1GBの音声SIMで月額290円という破格のプラン「合理的シンプル290」を投入した。
この「合理的シンプル290」は基本的に月1GBまで290円で利用でき、1GBごとに220円が加算される従量制プラン。月2GBなら510円に、月3GBでも730円という安さだ。
もちろん、従量制プランだと毎月いくら請求されるか分からない不安もあるが、「合理的シンプルプラン290」ではデータ利用上限を1GB~100GBの間で設定できるので、仮に月5GBに設定しておけば月額1,170円で済むので安心だろう。
また、無料通話はなく通話料は11円/30秒(通常の半額)となっているが、月70分までの通話定額「70分無料通話オプション」が月額700円で利用できるほか、かけ放題の「通話かけ放題オプション」は月額1,600円で利用できるのもうれしい。
結局、どっちのプランがお得なの?
ドコモの「エコノミーMVNO」は0.5GB+月最大10分無料通話付で月額550円だが、これは、おそらくガラケーからスマホに移行して、通話とメールしか使わないのが前提であろう。
無料通話付の最安値で比較すると日本通信の「合理的シンプル290」は月1GB(月額290円)+月70分無料通話オプション(月額700円)で990円となる。
それでも「合理的シンプル290」のほうは、データ通信量は2倍あるし、通話時間も10分から70分に増えているので割高感はない。
そもそも、スマホでデータ通信量が月0.5GBしかないのであれば、Webサイトの閲覧やLINEなども満足に使うことはできない。やはり、スマホなら最低でも月3GBは欲しいところだ。
となると、エコノミーMVNOはOCN モバイル ONEの「3GB/月コース」(月額990円)となり、月10分無料通話は付かなくなる。そこで別途「10分かけ放題」か「トップ3かけ放題」(月額935円)に加入すると、月額合計は1,925円となる。
これに対し、日本通信の「合理的シンプル290」なら月3GBで月額730円。これに月額700円の「70分無料通話オプション」を追加しても、月額合計は1,430円で済むのである。
■OCN モバイル ONE
「3GB/月コース」=月額990円
※月最大10分無料通話なし
+「10分かけ放題」か「トップ3かけ放題」=月額935円
月額合計:1,925円
■日本通信
「合理的シンプル290」=月額730円(月3GB)
+「70分無料通話オプション」=月額700円
月額合計:1,430円
いかがだろうか? ドコモの「エコノミーMVNO」はかなり安く、ドコモショップで申し込めるという最大のメリットがあるが、条件や1GB以上のプランに変更すると必ずしもお得ではないことがお分かりいただけただろう。
月1GBで290円から利用でき、自分で1GB単位で自由に上限を設定できる日本通信の「合理的シンプル290」なら、あらゆるユーザーにピッタリなプランで運用することができるはずだ。
●OCN モバイル ONE「500MB/月コース」(公式)は→こちら
●日本通信(公式)は→こちら
●日本通信「日本通信、基本料290円の合理的携帯料金プランを投入」(公式)は→こちら