まだスマートフォンを持っていない人が新たなに契約するなら、どこのキャリアか。このストレートな調査をしたのが、スマホの最新情報メディア「happy iPhone」を運営する合同会社リュミエール デスポワールだ。10代~60代の男女300人を対象にしたアンケートでは、10代なら「まだスマホを持たせてもらっていない」、60代なら「これまでガラケーでよかったけど、そろそろスマホにしたい」といったニーズがありそうだ。
今回は、スマホデビューを考えている人に人気の携帯キャリアや、人気のスマホモデルについてお伝えしていきたい。
スマホ新規契約のキャリアは1位ドコモ。ahamoなど新プランは苦戦
まずは固い情報から。スマホなど通信機器を管轄する総務省による、2019年における世帯の情報通信機器の保有状況によれば、この年「モバイル端末全体」(96.1%)で、そのうち「スマートフォン」は83.4%となり、携帯電話を持っている人のうちスマホユーザーが初めて8割を超えた。個人におけるスマホの保有率は67.6%で、およそ3人に2人がスマホユーザーだ。ちなみに「携帯電話・PHS」(24.1%)よりも43.5ポイント高くなっている。
本題である、まだスマホをもっていない300人の男女の方に「どこのキャリアで新規契約する予定ですか?」とのアンケート結果。1位は「ドコモ」で29.8%、2位は「au」で22.8%、3位「楽天モバイル」13.5%となった。
既存の三大キャリアであるドコモ・auが1・2位となった一方で、その一角である「ソフトバンク」は、上位2社と離され、楽天モバイルの後塵を拝す4位(10.2%)。また、2021年に大きな話題となった「ahamo」などの新プランは意外にも少なかったようだ。もしかすると、オンライン契約などがネックになっているのかもしれない。
新規契約する際の機種は、iPhoneシリーズが圧倒的人気
続いて、そのキャリアを選んだ理由を聞いたところ、約半数が「家族と同じ」だからと答えた。新規契約者の中には自分の回線をもつ方もいるだろうが、家族の副回線としてスマホを持つ場合は家族と同じキャリアにする必要があるから、という理由が考えられる。また、家族割などを適用するために家族と同じキャリアにするケースも多いと考えられ、その結果として家族と同じキャリアを使うという回答になっている。
2位には「月額料金の安さ」21.7%で、これは同キャリアの割引を適用しているから、という理由が想定される。
「新規契約する際の機種」は「新型iPhoneシリーズ」22.7%、「発売中のiPhoneシリーズ」39.4%とやはりiPhoneシリーズが大人気。家族と同じ機種なら操作も教えてもらいやすい、などの理由もあるかもしれない。3位の「AQUOSシリーズ」は、エントリーモデルと呼ばれる安価なタイプも多いことが理由だろうか。
ちなみに、新規契約は、各キャリアの店舗で契約すると答えた方が60%以上。オンラインショップが21.6%を占めるのは、自身ではなく家族に契約をお願いするのだろう。このアンケート結果、スマホの新規契約の動向を知るだけではなく、家族を巻き込むマーケティング戦略の参考にもなりそうだ。
出典元:happy iPhoneは→こちら
※サムネイル画像(Image:Ugis Riba / Shutterstock.com)