iPhoneに比べると、カスタマズの自由度が高いと言われるAndroidスマホ。でも、意外と買ったままスマホのホーム画面を何もイジっていないのでは? 実は、Androidスマホのホーム画面にウィジェットやショートカットを配置すると、メチャメチャ使いやすくなるのだ。そこで今回は、筆者が実際に使って便利だと思ったウィジェットやショートカットを紹介しよう。
ウィジェットって何? どうすれば配置できるの?
イジれるところが少ないiPhoneに比べると、カスタマイズの幅が広いAndroidスマホ。せっかくAndroidスマホを使っているなら、もっとホーム画面を自分好みにカスタマイズしてみよう。
とくにAndroidスマホはウィジェットやショートカットが豊富に用意されており、これらを利用することで見た目が面白くなるだけでなく、実際にメチャクチャ便利になるのだ。
その前に、Androidスマホでウィジェットを配置する方法を確認してこう。ウィジェットは、ホーム画面の何もないところを長押しし、表示されたメニューで「ウィジェット」を選択。
次に、表示されたウィジェットの一覧から、好みのものを選択して、ホーム画面にドラッグすればOKだ。
なかにはホーム画面に配置する前に、多少設定をしないといけないものもあるが、これで何度も設定やアプリをタップしなくても、便利な機能をサクッと使えるようになる。具体的には、スケジュールが一目で分かったり音楽プレイヤーのコントロールが楽になる。
なお、いらなくなったウィジェットは、長押しして表示される「削除」にドラッグすれば消去することができる。
今回は、Android 11にアップデートした「AQUOS sense4 lite」をメインに、一部「OPPO Reno5 A」を使用して設定方法を説明する。機種によって操作は異なるし、出てこないウィジェットがあることは、あらかじめご了承願いたい。
【1】ホーム画面にGoogleカレンダーの大型ウィジェットを配置する
Androidスマホのスケジュール管理は「Googleカレンダー」を使う人が多い。そこで、Googleカレンダーの大型ウィジェットを配置すれば、システム手帳のように一目で1カ月間の予定を把握できるようになる。
ホーム画面の空いている場所を長押しして「ウィジェット」を選択したら、「カレンダー[月]ビュー5×4」を選択しよう。ただし、ホーム画面に空きスペースに余裕がないと配置できないので注意しよう。
もちろん、パソコンのGoogleカレンダーとも同期できるし、スマホ側から新たな予定を入力することもできて便利だ。
【2】「Amazon Music」や「YouTube Music」などの音楽プレイヤーを配置する
通勤や通学中でよく「Amazon Music」や「YouTube Music」で音楽を聴いているなら、音楽プレイヤーのウィジェットをホーム画面に配置しよう。
ウィジェットで音楽の再生や停止を簡単にコントロールできるので、かなり便利になるぞ。
【3】毎日連絡する個人の「連絡帳」をウィジェット化する
家族や恋人など、特定の個人に毎日のように連絡を取っているなら、「連絡帳」のなかの個人の連絡先をウィジェット化してしまおう。
これで、毎回「電話」や「連絡帳」アプリを起動しなくても、直接、特定の人に電話をかけたりSMSを送ることができるのだ。
ホーム画面に、個人の連絡先のウィジェットを配置するには、ホーム画面長押しで「連絡帳」→「直接メッセージ」や「直接発信」などを選択することも可能だが、「連絡帳」アプリのほうからショートカットを作成することも可能となっている。
【4】毎日チェックする「Webサイト」のショートカットを作成する
スマホで毎日チェックしている「Webサイト」があるなら、そのWebサイトのショートカットを作成して、ホーム画面に配置しよう。
これで、毎回GoogleやChromeアプリを開かずとも、サクッとお気に入りのWebサイトを開くことができるのだ。
【5】「電池(バッテリー)」をウィジェット化すればタップするだけで残量を確認できる
長く使っているスマホはバッテリーがヘタってくるので、常に残量が気になっている人も多いだろう。
そんなときは、「設定」のウィジェットで「電池(バッテリー)」を指定して、ホーム画面からタップ一発で「電池」の設定画面を開けるようにしておこう。
これで、バッテリー残量が少なくなったときも、素早く省エネ設定に変更することができるようになる。
【6】「サイレントモード」をウィジェット化すればタップして即有効にできる
図書館や病院、電車のなかなど、スマホの音をあまり鳴らしたくない場合には、クイック設定パネルを開いて「マナーモード」や「サイレントモード」にすればいい。
しかし、手に荷物を持っていたりして、その操作が面倒くさい場合もあるだろう。
そんなときは、「サイレントモード」のウィジェットをホーム画面に配置して、タップするだけで「サイレントモード」が有効になるようにしておけば安心だ。
【7】原文と訳文の設定をした「翻訳」アプリのショートカットを作成
「翻訳」アプリをわざわざウィジェットにする意味があるの? と思った人も多いだろう。
だが、翻訳アプリをウィジェット化するときは、「原文」と「訳文」を設定した状態のものを配置できるのをご存じだろうか?
これなら、毎回翻訳アプリで「原文」と「訳文」の設定をしなくていいので、イザというときにすぐ起動して翻訳できるのが便利なのだ。
【8】「Googleドライブ」のスキャン機能をウィジェット化して書類をPDFで保存する
Googleドライブには「スキャン」機能があり、カメラアプリで書類を撮影すると、自動的にPDF化してGoogleドライブに保存できる機能がある。
このGoogleドライブのスキャン機能をウィジェット化しておけば、ちょっとした書類をメモ代わりに保存することができるので、仕事だけでなくプライベートでも便利に活用できるはずだ。
【9】「Googleマップ」で目的地を固定した経路案内をウィジェット化する
「Googleマップ」を自動車や自転車のカーナビ代わりに使っている人も多いと思うが、よく行く場所があるなら目的地を固定したGoogleマップのウィジェットを作成しておこう。たとえば、出先から自宅に帰る場合は、自宅を目的地としたGoogleマップのウィジェットを作成しておくと、非常に便利だ。
ウィジェット作成の設定で「マップ」の「経路を検索」を選択し、目的地(自宅)を入力して保存しよう。このウィジェットをタップすれば、どこにいても瞬時に自宅へのルート案内が開始されるようになる。
【10】「通知ログ」をウィジェット化し、あとでまとめて確認する
仕事が忙しいときは、いちいち通知を確認していられないときがある。そんなときは、「通知ログ」のウィジェットを作成してみよう。
ウィジェットの作成で「設定のショートカット」を選択し、その後表示される画面で「通知ログ」を選択すればOKだ。
まとめ
いかがだろうか? これまで、Androidスマホでウィジェットやショートカットを作成できることを知らなかった人は、今すぐここで紹介したウィジェットを試してみよう。
きっと、仕事やプライベートの作業効率がアップし、メチャメチャ便利になることだろう。
なお、今回使用した「OPPO Reno5 A」は、メーカーがOSをかなりカスタマイズしており、「AQUOS sense4 lite」とは、多少手順が異なっていた。
また、ウィジェット作成で「設定のショートカット」が表示されず、ここで紹介したスマホの設定に関わるショートカットは作成できなかったことを報告しておく。