日増しにその存在の確度が高まりつつあるアップルの「iPhone SE(第3世代・仮称)」で、ついに実機でのテストが進められているのかもしれない。リーク情報によれば、iPhone SE(第3世代)の実機がインドに持ち込まれ、テストが進められているようだ。開発段階の機能ごとのテストでなく、完成品を持ち込んでテストを行っているということは、このテスト結果から得られた問題の解消や最終調整を施して、ついに念願の新型iPhone SEが登場することになるのかもしれない。
iPhone SE(第3世代)、現在実機での試験中か
「iPhone SE(第3世代)の実機を持ち込んでのテスト」について報じたのは、インドのメディア・91mobilesだ。その報道によれば、テスト目的でインドに持ち込まれたのはモデル番号A2595・A2783・A2784の3種類だといい、これらがiPhone SE(第3世代)なのではないか、と推測している。またiPhone SE(第3世代)の他にも、モデル番号 A2588・A2589の新型iPadやモデル番号はA2757・A2761の廉価版iPadが持ち込まれている、とも言及。新型iPadは、iPhone SE(第3世代)とともに発表するとみられる「iPadAir」ではないか、としている。
同メディアでは合わせて、それぞれの価格帯も考察しており、iPhone SE(第3世代)は約300ドル(約23,000ルピー)、新型iPadは500~700ドル(37,500~52,300ルピー)、廉価版iPadは約300ドル(約22,500ルピー)になると報じた。
日本円にするとiPhone SE(第3世代)と廉価版iPadが約35,000円(2022年3月2日時点、以下同)、新型iPadは約57,000~80,000円になるようだ。日本円で考えるとその手ごろな価格感がよりわかりやすいだろう。
新たなiPhoneの生産拠点・インドで鋭意生産中か?
インドといえばiPhoneの新たな生産拠点としても近年注目を集めているエリアだ。過去にはロイターも、2020年にはアップルから製造を請け負う台湾企業が日本円にしておよそ1,000億円の投資を行いインドに生産拠点を整備することも報じていた。
各種報道によれば、すでにインドではiPhone SE(第3世代)の前身となる「iPhone SE(第2世代)」や、「iPhone 12」の生産も行われた実績があるという。さらに直近の2021年12月には、「iPhone 13」の試験生産が開始されたという報道もあり、着々と最新機種の開発環境が整っている様子が伺える。
アップルは現在、こうした生産拠点にテスト機を持ち込み、細かな最終調整を行っているのだろうか。インドから世界中にiPhone SE(第3世代)が送り届けられる日はもう間近に迫っているとみていいのかもしれない。iPhoneファン待望の、とくに小型モデルや指紋認証「Touch ID」を求める人にとっては念願の、新型機の発売を、首を長くして待ちたい。
引用元:【91mobiles】
参照元:アップル「iPhone SE(第3世代)」インドですでにテスト中か?【ASCII.jp】
※サムネイル画像(Image:Colin Hui / Shutterstock.com)