バッテリーの消費を防ぐために、いろいろなアプリを入れて苦労した人も多いだろう。しかし、最新のAndroid 9では、AIがアプリの使用頻度を学習し、あまり使われないアプリの通知を受け取らない「自動調整バッテリー」機能が搭載された。
AIが賢くバッテリーを調整する「自動調整バッテリー」
(Image:Lutsenko_Oleksandr / Shutterstock.com)
Android 9の新機能である「自動調整バッテリー」は、使っていないアプリには電力を消費しないように学習し、バッテリーの使い方を効率化していく機能だ。この機能をオンにするだけでバッテリーを効率的に節約。約30%のバッテリーの持ちが向上が見込めるとされている。特に細かい設定は不要なので、とにかくラクなのポイント。
ただし、Android 9へのアップデート後にLINEやGmailなど特定のアプリで通知が遅れるようになった場合、この機能が通知をストップさせていることがある。もしAndroid 9にアップデートしてから通知が遅れるようになったときは、そのアプリについて学習しないように設定するといいだろう。
設定画面を開き、「電池」→「自動調整バッテリー」を開き、「自動調整バッテリーの使用」をオンにする。これでバッテリーの利用状況をAIが学習し、バッテリーが効率よく利用されるようになる
学習させたくないアプリを設定する場合は、設定画面→「アプリと通知」→「詳細設定」→「特別なアプリアクセス」→「電池の最適化」をタップして開く。「すべてのアプリ」を選択し、該当アプリ名を選択する
学習の対象にしない場合は「最適化しない」を選択し、「完了」をタップする
スマホのバッテリーの持ちは端末や使い方によって変わってくることが多いので、何が問題なのかイマイチつかみにくかった。しかし、「自動調整バッテリー」機能を利用すれば、様々なシーンをAIが学習していくので、バッテリーの持ちがアップする可能性が高い。Android 9に対応する端末も増えつつあるので、利用できるユーザーはぜひ設定しておこう。