みなさんはスマートフォンを選ぶとき、どんなポイントを意識しているだろうか。カメラ性能の高さや画面表示のなめらかさ、また「ここのメーカーのものしか買わない」というこだわりを持つファンも少なくないだろう。そんな重視するポイントのひとつに「バッテリー」もあるのではないだろうか。
今回は、iPhoneやサムスンのGalaxy、GoogleのPixelなどの機種を用いたバッテリーテストについてご紹介していきたい。
各メーカーのフラッグシップモデルを使ったバッテリー駆動テストが実施される
チャンネル登録者数34.9万人(2022年3月8日時点)を誇るYouTubeチャンネル「TechNick」は3月7日に動画をアップ。アップルの「iPhone 13 Pro Max」をはじめ、サムスンの「Galaxy S22 Ultra」やGoogleの「Pixel 6 Pro」、OPPO「Find X5 Pro」などといったスマホメーカー各社のフラッグシップ機を7台並べて、バッテリーテストを行う様子を公開した。
テストでは画面の照度を同じレベルに設定し、動画再生やウェブ画面のスクロール、SNSアプリの使用、カメラの起動などを行いながら30分ごとにバッテリー残量と本体温度を測定。数値を記録し続けている。
その結果、駆動時間で最下位の7位となってしまったのは中国のスマホメーカー・iQOOの「iQOO 9 Pro」で、6時間9分でバッテリーが切れてしまう結果となった。6位にはXiaomiの「Xiaomi 12 Pro」(6時間28分)、5位「Pixel 6 Pro」(7時間15分)、4位「Galaxy S22 Ultra」(7時間24分)、3位OPPOの「OPPO Find X5 Pro」(7時間45分)、2位・中国メーカーのOnePlus「OnePlus 10 Pro」(8時間10分)。そして堂々の1位には「iPhone 13 Pro Max」(9時間47分)が輝いた。
1位のiPhone 13 Pro Maxで特筆すべきはやはり9時間47分という駆動時間だろう。多くのメーカーのフラッグシップ機が6~7時間台、2位のOnePlus 10 Proでも8時間10分とようやく7時間の壁を突破したばかりのところで、iPhoneだけ10時間に届くかという記録を残しているのだ。動画によればテストに使用したiPhoneのバッテリー容量は4,352mAhと、今回テストされた7機種の中で最小。GalaxyやPixelなど、5,000mAhを超える機種も少なくなかった。
にも関わらずiPhoneが圧倒的な記録を残したのは、システムの省エネ性能がハイレベルであることに疑いの余地は無いだろう。また、iPhoneはテスト中に計測された本体温度の最高値も、他機種が60℃以上の数値だったのに対して7機種中で最も低い47℃となった。回路に負荷がかかりすぎて発熱すればそれだけ電力を消費してしまうが、iPhoneではそうした電力のロスも最小限に留められるよう計算し尽くされた作りになっているのだろうか。
繰り返しになるが、今回のテストで比較されているのは各社のフラッグシップモデルだ。企業が自信をもって世に送り出したモデルの中でも断トツの結果を残した部分に、アップルの技術力の高さがにじみ出ていると言えそうだ。
今後も、アップルの新製品には大きな期待を寄せて見守っていきたい。
参照元:iPhone13 Pro Max、バッテリーテストでAndroid旗艦機に圧勝【iPhone Mania】
引用元:YouTubeチャンネル「TechNick」
※サムネイル画像(Image:NYC Russ / Shutterstock.com)