世界シェアNo.1を誇るWebブラウザといえば「Google Chrome(グーグル クローム)」だ。しかし、パソコンはMacでタブレットはiPad、スマホはiPhoneを使っている生粋のAppleファンなら、やっぱりWebブラウザは「Safari(サファリ)」を使ってほしい。そこで今回は、Appleデバイスユーザーが「Safari」を使うべき5つの理由を解説しよう。
Webブラウザの世界シェアは圧倒的に「Google Chrome」だが……
AppleのMacやiPhoneにはWebブラウザアプリ「Safari(サファリ)」がプリインストールされている。しかし、動作の軽快さやGoogleのサービスへのアクセスのしやすさなどから、「Google Chrome(グーグル クローム)」を使っているユーザーも少なくないだろう。
事実、「Statcounter Global Stats」の調査によると、2022年2月時点での世界のWebブラウザのシェアでは「Google Chrome」が62%以上を占めているのだ。
確かに以前は、Google Chromeのほうが動作が軽くて省エネだと言われていた時期もあったが、「iPhoneHacks」の記事によると、現在ではSafariも進化しており、Google Chromeに負けないほど高速&省エネだという。
もし、パソコンはMac、タブレットはiPad、スマホはiPhoneを使っているという熱心なAppleファンなら、やはりApple製品に最適化された「Safari」を使ってほしいのだ。
そこでここでは、AppleユーザーがSafariを使うべきメリットを5つ紹介しよう。
【1】「Safari」は高速でバッテリーの消費も少ない!
Appleが提供するSafariは、当然であるがMacBookやiMac、iPadやiPhoneに最適化されており、Web閲覧速度や、バッテリーの省エネ性能が優れている。
Appleの公式サイトによると、Apple製品でGoogle Chromeや、Mozilla(モジラ)のFirefox(ファイアーフォックス)を使用するのに比べ、Safariなら最大1時間30分ほど長くストリーミング動画を楽しめるほか、Webサイトは最大30分ほど長く閲覧できるという。
もちろん、Apple製品なら他社のWebブラウザアプリより効率がいいので、Google Chromeより50%ほど速く読み込めるのだ。
【2】「Safari」はセキュリティ機能にも優れている
世界シェアトップのGoogle Chromeには、閲覧履歴が残らずトラッキングもされずにWebを閲覧できる「シークレットモード」がある。
だが、「iPhoneHacks」の記事によると、米国のヴァンダービルト大学の調査でGoogle ChromeのシークレットモードでもGoogleがデータ収集を行っていたことが明らかとなり、集団訴訟が起きているそうだ。
それに比べ、Safariの「プライベートブラウズ」を使えば、トラッキングが行われることはなく、誰でも安心してWeb検索ができるのである。
【3】Safariなら拡張機能(プラグイン)を追加してもバッテリーやメモリを消費しにくい
Google Chromeには、さまざまな機能を追加できる拡張機能(プラグイン)が数多く公開されているのはご存じだろう。
だが、Google Chromeに拡張機能を追加すると、その分だけ動作が重くなってしまう。便利だからといって拡張機能を増やすとデバイスのメモリやバッテリーの消耗が激しくなってしまうのだ。
もちろん、Safariにも拡張機能はたくさんあるが、比較的メモリやバッテリーを消費しにくくなっている
【4】Appleはデバイス同士が相互に情報をやり取りできるエコシステムがあって便利!
AndroidスマホやChromebook、WindowsパソコンのGoogle Chromeでは、同一のGoogleアカウントでログインすることで、デバイス間の情報を相互に共有できるのが便利だ。
もちろん、Appleでも複数のAppleデバイスを同じApple IDでログインしておくと、iCloudを介して相互に情報が共有できるエコシステムが利用できる。
たとえば、MacBookのSafariで閲覧していたWebサイトを、iPadやiPhoneのSafariでも簡単に見られるようになったり、iPhoneで閲覧中のWebサイトの続きをMacBookやiMacで見られる。
もちろん、Safariならパスワードや個人情報を安全に保管できるキーチェーン機能も利用できるため、Appleデバイスを複数持っている人にとって、Safariが欠かせないものになっている。
【5】Safariの使い勝手はさらにパワーアップしている!
2003年に登場したSafariは、これまでに幾度となくアップデートを繰り返してきた。
たとえば、最近では動画を小さいウインドウで再生しながら電話やLINEの操作を可能にする「ピクチャ・イン・ピクチャ」(モバイル版Safari)や、Webサイト上に表示される広告を非表示にする「リーダーモード」など、時代にあった新機能を続々と追加している。
“直感的に操作できる”ことがウリのAppleデバイス同様に、WebブラウザSafariも非常にシンプルで扱いやすいので、AppleユーザーならやはりSafariを使うべきであろう。
引用元:【iPhoneHacks】
出典元:Statcounter Global Stats(英語)→こちら
●Apple「Safari」(公式)→こちら
※サムネイル画像(Image:Wachiwit / Shutterstock.com)