2022年3月9日に、アップルのイベントで正式発表された「iPhone SE(第3世代)」。3月18日から発売開始され、早くも買い求める人であふれているようだ。コスパや指紋認証「Touch ID」が搭載されていることから、一部の人々の間で人気を集めるiPhone SEシリーズの新モデルとあって発表前からリーク情報が話題になっていたが、そのスペックはみんなの期待どおりだったのだろうか。
今回、スマホの最新情報メディア「Happy iPhone」が、iPhone SE(第3世代)に対する印象について調査し、その結果を発表している。スペックや価格など、みんなの期待はどんなものだったのか、紹介しよう。
リーク情報により、期待どおりだった人が過半数を占める結果に
アンケート回答者は、日本在住の10代~60代の男女300人。まず、iPhone SE(第3世代)が「期待どおり」だったと回答した人は60%、「期待より上だった」と回答した人と「期待より下だった」と回答した人はそれぞれ20%ずつだった。これは事前にリーク情報が多く流れていたため、「あー、やっぱりね」という人が多かったということだろう。
次の質問は、価格に関するもの。iPhone SE(第3世代)はAppleStoreにて、64GBが57,800円で販売されている。この価格は、ナンバリングシリーズの最新モデル「iPhone 13」と比べると圧倒的に安いものの、「iPhone SE(第2世代)」と比べると約8,000円の値上げ。人によって「高い」「安い」の意見はバラバラになりそうだ。みんなの期待はどうだったのだろう。「iPhone SE(第3世代)で一番安いモデルは、いくらで発売されると期待していましたか?」に対する回答結果は、「5万円~6万円以下」と答えた人が最も多く、41.6%。4割以上が予想的中しているものの、「5万円以下」と答えた人も30.7%おり、「3万円以下になるかも」という事前のリーク情報を(期待を込めて)信じた人も多かったようだ。
続いて、「iPhone SE(第3世代)で期待はずれの要素はどこですか?」という質問。1位はやはり「価格」で34.3%の人が回答している。この結果を見ると、ユーザーがiPhone SEシリーズに求めるものはやはり「コスパ」だといえるのかもしれない。第2世代よりスペックは上がっているものの、5万円以上という価格は、「スマホはそこそこの性能があればいい」というユーザーにとっては高いと感じるよう。また、「カラーバリエーション」と答えた人も25.7%おり、前と変わらない3色展開にがっかりした人も多いようだ。
さらに、「iPhone SE(第3世代)は購入しますか」という質問には「購入しない」と回答した人が70%。これは、そもそもアンケート回答者がスマホの買い替えを検討しているか否かが不明なため、この回答だけで「iPhone SE(第3世代)が大コケしている」とは一概には言えないが、期待を大きく超えることがなかったため、購買意欲を掻き立てることができなかったとも言えるだろう。
となると、またもや家電量販店などで価格破壊が起こるかも…と期待してしまうのは筆者だけだろうか。
出典元:Happy iPhoneは→こちら
※サムネイル画像は(Image:「Apple」公式サイトより引用)