中古スマートフォン・中古タブレット専門のフリマサイト「ムスビー」が2022年3月の中古スマホ・中古携帯ランキングを発表した。急な故障の代替機としての利用やWi-Fiとしての利用、カメラ、音楽、ゲーム専用機など多様な活用がなされており、にぎわう中古市場。近頃人気がある機種のラインナップはどうなっているのか。
中古スマホ取引数ランキング 注目の1位は手ごろなサイズ感が人気のiPhone SE(第2世代)!
中古スマホの取引数総合ランキングの1位は、小さ目サイズの市場を独占する「iPhone SE(第2世代・SIMフリー国内版)」だった。毎月発表されているランキングを見ると、2020年10月より常にトップ3以内を維持しており安定した人気が伺える。バッテリーへの不満さえ払拭できればスペック、価格とも十分とあって、中古市場でも根強い人気のようだ。
またこのランキング結果を見ると、1位~10位すべてがiPhoneシリーズとなっており、新規で購入するのは価格面で躊躇するけれど、中古なら迷わずiPhoneというニーズが感じられる。発売時期は約1年半前の「iPhone 12(SIMフリー 国内版)」(3位)から2015年発売の「iPhone 6s(SIMフリー国内版)」(10位)まで多種多様。ユーザーがiPhoneに求めているニーズも多岐にわたっている様子がうかがえる。
Androidスマホランキングの首位を飾ったのは、Xperia Ace II SO-41B!
Androidスマホランキングの1位は、2021年夏モデルの「Xperia Ace II SO-41B(ドコモ)」だった。ランキングの1位~5位すべてが比較的新しい機種となっており、2位の「Galaxy A22 5G SC-56B」にいたっては2021年12月に発売されたばかりで、Androidスマホを中古で買う理由が、発売からそれほど時間が経っていないものを新品で買うより安く手に入れたいということかと推測できる。
5位以内で3件ランクインしているGalaxyは、やはりサムスンの人気機種との表れであり、Androidスマホの中では比較的高価な部類に入ることもあって中古市場で人気があるのだろう。
中古タブレットのランキング結果はiPad(第5世代)が1位!
タブレットといえばiPadの独断場であり、1位~5位すべてを当たり前のように独占。ここでもiPhoneと同じようにランクインする機種の発売時期は、5位となった2021年モデルの「iPad(第9世代)」から2014年モデルの2位「iPad Air 2」と様々。新しいものを廉価に手に入れたいといった理由で機種を選択しているわけではなく、それぞれのユーザーが自身の求める機能と価格を照らし合わせたうえで最適解のモデルを選んでいるのかもしれない。
昨今は中古スマホや中古タブレット専用のサイト、店舗もあり、機種の状態を的確に識別して価格が設定されている。せっかく見た目が新品同様でもバッテリーが古くなっていたら意味がないと、バッテリーの状態を明示していることもあり、ユーザーにとってより利用しやすい環境となっている。
今後も、スマホやタブレットの中古市場はもっと盛り上がることになりそうだ。
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※サムネイル画像(Image:marymash / Shutterstock.com)