これまでも何度も廃止の噂のあったiPhoneシリーズのmini機種。ここにきて、噂が現実味を増したかもしれないと思わせる写真がネットで公開された。中国のWeiboに「iPhone 14(仮称)」シリーズのモックアップ画像が投稿されたのだが、そこにminiと思われる機種の姿が無かったのだ。今後iPhoneのminiを使いたくなっても、選択肢は「iPhone 12 mini」か「iPhone 13 mini」の二択になってしまうのだろうか。
以前より何度か噂にあがっていたiPhone mini廃止。iPhone 14シリーズで廃止決定的?
「iPhone miniが廃止になる」
かねてこのような噂がしばしばささやかれていたのだが、噂の現実味が増したと思われる写真がネットで公開された。中国のソーシャルメディアサイトWeiboに、iPhone 14シリーズのものだとする4つのモックアップが並ぶ画像が投稿されたのだが、その画像には「mini」と思われるサイズがないのだ…。
モックアップといっても、iPhone本体ではなくスマホケースの製造のためのものだと推測されている。今年秋ごろの発売になると予想されているiPhone 14シリーズのスマホケースも、この段階から製作をしていないと発売に間に合わせられないのだろう。事前にアップルが未発表製品のサイズを公開することはないため、企業自ら情報を集めてケース用のモックアップを作るのが恒例となっているようだ。
アップルは手のひらサイズのminiを廃止してしまう?その代替はSE一択か
小型のiPhone miniが扱いやすいと感じていたユーザーには残念なお知らせだろう。画面サイズだけでいえばiPhone 12 miniは5.4インチなのに対し「iPhone SE(第2世代)」が4.7インチとmini機種よりも小さなものもあるが、本体サイズは小さめにおさまっていた。片手での操作が可能で、重量もおさえられているため長時間同じ姿勢でiPhoneを操作していても疲れることがなかったとの声も多い。
しかし、iPhone 12 miniの販売台数が伸び悩んでいたのも事実であり、小型のiPhoneは今後SEモデルのみ新機種が展開となり、miniが欲しいiPhoneファンは過去機種を選ぶしかなくなるのかもしれない。
ユーザーの中には「iPhone 13 miniを割引価格で手に入れたい」と、人気がなくて廃盤になるのだから安くなってから手に入れようと目論む人がいる一方、「miniの価格は今後中古市場で上昇するだろう」とのコメントを寄せている人もおり、廃盤によって入手困難となり価格上昇が期待される、と読む人と両方の意見があるようだ。
また、経済の規模が製品開発の決定をするのは残念と売れる機種ばかりにシフトする企業の姿勢を嘆いている、miniファンの声もあった。なんにせよ、これはあくまでリーク情報であって公式発表ではない。本当にminiが消えてしまうのか。iPhone 14シリーズの発表を待ちたい。
※サムネイル画像(Image:MacRumors)