AndroidスマホからiPhoneへ乗り換えたユーザーが大幅に増加? 要因はiPhone13シリーズ人気?【22年1~3月】

iPhoneの快進撃が止まらない。アップルの発表したところによると、なんと2022年1~3月にAndroidスマートフォンからiPhoneに乗り換えたユーザーが急増したのだという。一方で、アップルからは今後の懸念点も発表されており、2022年が一筋縄ではいかない年になりそうな様子も報告されている。

今回は、アップルの業績発表の内容について触れていきたい。

2022年1~3月、Androidスマホから乗り換えたユーザーが続出!

(Image:ms_pics_and_more / Shutterstock.com)

世界中でiPhone 13人気が止まらないらしい

アップルはアメリカ時間4月28日、2022年度第2四半期(2022年1~3月)の自社業績を発表した。その内容によれば、iPhoneの収益は505.7億ドル、日本円にして約6兆6,000億円(2022年5月2日時点)を記録したという。この数字は前年同期の478.8億ドルから5%上回ることとなった。

アップルのティム・クックCEOはアメリカメディアのCNBCの取材でこの業績の伸びについて、2021年に発売された「iPhone 13」シリーズの好調ぶりを要因に挙げている。またクック氏はAndroidスマホからiPhoneへの乗換えユーザーという観点から「成功した四半期」であったとも語っている。「乗換えユーザーを二桁成長させた」と実情も明かしている。

日本やアメリカでは多数派となっているiPhoneも世界的に見るとAndroidスマホにシェアを大きく奪われていることもあり(世界中のメーカーが開発するAndroidスマホに対して、iPhoneを開発しているのはアップル1社という部分を考えると十分に善戦しているのだが)、世界的なシェアの巻き返しはアップルの念願と言っても過言ではないだろう。

次の四半期は、勝つのはiPhone SE(第3世代)効果?コロナ禍減産の影響?

(Image:Framesira / Shutterstock.com)

iPhone SE(第3世代)も世界中で注目を集めている

アップルの報告通り、現在最新のナンバリングiPhoneであるiPhone 13の影響は大きいのだろう。加えて今回の調査期間中には多くのファンが待ち焦がれていた「iPhone SE(第3世代)」も登場している。日本国内では意外に値の張る価格に対してがっかりするユーザーの声なども聞こえてきていたが、それでもかなり安価に5G対応のiPhoneを購入できるとあって人気は健在だ。そんな人気機種の登場も、iPhoneシリーズの販売台数増に一役買っていたとしても不思議ではないだろう。

iPhone SE(第3世代)の発売は3月18日と第2四半期の計測期間のギリギリだった。本格的なユーザーの流入は第3四半期に入ってからとなるだろう。次の業績発表も期待できそうだ。

一方でアップルは、コロナ禍での中国都市のロックダウンなどからサプライチェーンに大きな制限がかかり今後の製造への影響は避けられないとも見ており、今後のiPhone等の供給に懸念を示していた。

はたしてiPhoneは今後もAndroidスマホからユーザーシェアを奪取することができるのだろうか。秋頃発表されるであろう「iPhone 14(仮称)」がどれだけユーザーニーズを獲得することができるのか。今後の動向にも期待したい。

参照元:AndroidからiPhoneへの乗り換えが大幅増~ティム・クックCEO語る【iPhone Mania
引用元:9to5Mac
引用元:CNBC

※サムネイル画像(Image:9to5mac)

オトナライフ編集部
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