みなさんがはじめて携帯電話を持つようになったのは何歳ごろだろうか。30代の人々であればガラケーの普及に合わせて中学や高校時代に持ちはじめた、という人もいることだろう。では、もはやスマートフォンなしでは生活できないと言っても過言ではない現代の場合、子どもたちは何歳から携帯を持つのだろうか。
今回は、そんな気になる部分を調査した調査結果についてお伝えしていきたい。
スマホを持たせる時期は「中1」が最多も…?
保険相談サービスを提供する保険マンモスは4月28日、子どもにスマートフォンを持たせている家庭を対象として4月に実施したアンケート結果を公開。「子どもにスマートフォンを持たせた時期」や「子どもにスマートフォンを持たせて良かった点」、「注意していること」などについて寄せられた意見を集計し発表した。
「子どもにスマホを持たせた時期」の質問では、「中学1年生」が最も多く全体の23%となった。続いて「小学5~6年生」20%、「小学1~2年生」16%という結果になっている。また、個別の割合では中学1年生が最多だったものの、小学生6年生以下で持たせている家庭は全体の60%を占め、むしろ中学1年生でも全体的に見れば遅いほうだ、ということも判明。
親によってスマホを持たせる時期の判断には、かなり差があることが明らかとなった。
また、「スマホを持たせたきっかけ」の1位は「周りの子どもが持っているから」が132人で圧倒的多数に。46人が挙げた2位「習い事を始めて連絡手段が必要だった」や、3位「緊急時すぐに連絡が取れるから」(32人)といった「必要性を感じて持たせた」親が大半、というわけではないようだ。
スマホを持たせたはいいが、心配も尽きないのが親心
小学生のうちからスマホを持たせる家庭が多くなっている一方で、子どもにスマホを持たせることを「心配」だと感じている保護者は80%にのぼった。
その理由として多く挙げられたのは「スマホを長時間利用する」(60%)、「スマホ依存症になる」(57%)、「目が悪くなる」(41%)などだった。とくに1位・2位は50%を超えての接戦だったこともあり、それだけ多くの保護者が心配している事柄だということが伝わってくる。
たしかに、生まれた頃からデジタルデバイスに触れているデジタルネイティブの世代が増えてきてはいるが、それでも小学生の判断力は、まだ発展途上で保護者としては心配が尽きないことだろう。実際に不安の対策として「スマホ利用の時間を決める」や「アプリ購入のパスワードは親が管理」なども多く挙げられていた。こうした親の監視のもと使用するのは今も昔も変わらない、といえるのかもしれない。
出典元:保険マンモスは→こちら
※サムネイル画像(Image:narai chal / Shutterstock.com)