【中古スマホ】iPhoneやAndroidの中古品を買うときはここに注意しよう!

スマホを買い換えるとき、それほど性能を要求しないなら数年前のスマホでも十分なことがある。そこで注目したいのが「中古スマホ」。手頃な価格で流通していることが多く、おトクに買い換えが可能。中古スマホを購入するときにチェックしておきたいポイントを確認しておこう。

実際に商品を見て決めたいなら実店舗

(Image:StreetVJ / Shutterstock.com)

 中古スマホを購入するには、大手家電量販店やリサイクルショップなど実店舗を使う方法と、ネットを使う方法がある。
 実店舗では、実物を手に触れて確認したり、わからないことを店員に質問できるのが大きなメリット。自分が納得できる状態の中古スマホを確実に購入したいならお勧めの購入方法だ。ただし、ネットで購入するのに比べ、やや割高で、しかも店舗まで出向かないといけないというデメリットもある。
 実店舗で中古スマホをチェックするときは、傷などの本体の状態だけでなく、バッテリーのチェックも重要なポイント。スマホのバッテリーは経年劣化するので、発売から年数の経ったものはどんなに外観がよくても選ばないのが賢明だ。

iPhoneの場合、設定画面→「バッテリー」→「バッテリーの状態」の順で開く。「最大容量」に表示された値が大きいほど、バッテリーの状態がよい

Androidの場合、設定画面→「端末情報」→「機器の状態」→「電池性能表示」を開くと状態を確認できる。なお、Androidのバージョンや端末によっては確認できないケースもあるので注意しよう

慣れていない人がネットで買うなら専門業者のネットショップがお勧め

中古スマホを取り扱うネットショップを利用する場合、「赤ロム保証」や初期不良時の対応があるショップを利用しよう。これらの保証があるネットショップなら、まさかのときでも対応してもらえるので安心だ

 ネットでは、Amazonなどの通販サイト、専門業者のネットショップ、オークションサイト、フリマサイトなどから購入できる。
 スマホをあまり使い慣れていない人や、個人間でのやり取りに慣れていない人は、専門業者のネットショップを利用するのがお勧めだ。大手専門業者のネットショップでは、商品の状態などはきちんと説明されており、どのような状態かは大体把握できる。不明点があれば、すぐに問合せできるのもメリットのひとつだ。また、多くのショップでは初期不良の返品・交換といった対応や「赤ロム保証」がついていることが多い。これらの保証があれば、トラブルがあっても対応してもらえるので安心して利用できる。

ショップによってはスマホの状態をランク形式で表示していることもある。しかし、このランクはショップによって評価のポイントがまちまちなので、あまり鵜呑みにしないほうがよい。疑問点があるときは、ショップに問い合わせて確認するようにしよう

オークションやフリマサイトを使うときはここをチェック

 オークションやフリマといった個人間でのやり取りは、ショップよりも安価で購入できる可能性が高い。その代わり、初期不良の場合でも対応してくれなかったり、相手によっては詐欺同然の事態に陥るといったリスキーな面も多い。
 これらのサイトを使う場合、必ずチェックしたいのが「赤ロム」の有無。赤ロムとは、以前の所有者がスマートフォン代金の支払いが完了していないなどの理由で、キャリアから強制的に通信停止された状態のこと。赤ロムのスマホは、4G/LTEでの通信ができないため、使い物にならず絶対に避けなければならない。赤ロムかどうかは、スマホのIMEI番号(または固有製造番号)がわかればチェックが可能だ。商品の説明にこの番号の記載がない場合は、出品者に問い合わせたほうがよいだろう。また、バッテリーの状態や傷の有無などの情報も、不明な場合は必ず問い合わせるようにしよう。
 また、出品者が信頼できる人物かどうかも確認しておきたい。過去にトラブルを起こしている出品者の場合、取引で何らかの被害を被る可能性が高くなる。どんなに魅力的な出品でも、相手が信頼できないなら取引は控えたほうがよい。ごく稀に、購入手続きをしたのにスマホ本体ではなく、スマホを写した写真を送ってくる出品者もいる。オークションでは取引の評価を重視するケースが多いだろうが、履歴を偽装する悪質な出品者もいるため、最悪の場合も想定して対処すべきだ。

中古スマホを販売したキャリアのネットワーク利用制限照会サイトにアクセスする。
ここでIMEI番号を入力して、状態を確認する。「○」は問題なく利用できる状態、「△」は端末の残債が残っており、将来的に赤ロムになる可能性がある状態、「×」は通信制限をかけられている赤ロムの状態だ

オークションやフリマの出品で掲載されている写真や状態などはしっかりチェックする。特にバッテリーの状態、傷の有無などはチェックしておきたいところ。不明点があれば、出品者に必ず確認しよう

出品者が信頼できるかどうかも重要。もし過去にトラブルを起こしている人は、避けたほうがよいだろう

スマホが最新のOSに対応しているかも必ず確認

キャリアには端末の型番ごとに、OSのアップデート情報が記載されている。購入を検討しているスマホがどのバージョンまで利用できるか確認しよう

 スマホのOSが最新バージョンに対応しているかどうかも確認しておきたいポイント。最新版にアップデートできない場合、最新のセキュリティ対策が対応されず、スマホが危険にさらされる可能性がある。また、古いOSでは使いたいアプリが利用できないこともある。
 スマホがどのバージョンまで対応しているかは、各キャリアの公式サイトなどで確認できる。特にAndroidは端末によって対応がまちまちなので、購入前にきちんとチェックしておこう。

中古スマホは、スマホをおトクに乗り換える有効な手段だ。しかし、何も考えずに購入すると痛い目に遭う可能性もある。今回紹介したポイントを踏まえ、いい中古スマホを選んで欲しい。

文=岩渕茂/フリーライター

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