【iPhone】誰かに貸すときは「アクセスガイド」を有効にして渡そう!

誰かに「ちょっとiPhoneを貸して」と言われたら、個人的な情報を勝手に見られたり、誤操作で大事なデータを消されたりしないか不安になる。特に子どもに貸す場合は心配だ。そんなとき、特定のアプリしか使えない状態にして貸せば、安心して使わせることができる。

「アクセスガイド」で特定のアプリだけを使わせる

(Image:Shutterstock.com)

 iOSには「アクセスガイド」という機能がある。第三者にiPhoneを貸すとき、あらかじめ指定した1つのアプリしか使えないようにする機能だ。たとえば「ネットで調べものをしたいからiPhoneを貸してほしい」と頼まれたら、Safariだけを使えるようにした状態で貸してあげればいい。そうすれば、別のアプリを勝手に起動して情報を盗み見られたり、むやみに設定を変更されて困ったりする心配はない。子どもに貸す場合、低年齢層向けのゲームなど問題のないアプリだけを使えるようにしておけば、不適切なコンテンツをこっそり見たり、関係のない相手にメールしたりするのを防ぐこともできて安心だ。
 この機能を利用するには、まず「設定」画面でアクセスガイドを有効にする必要がある。アクセスガイドを終了させるには、事前に設定したパスコードの入力が必要なので、iPhoneを貸した相手に勝手に解除される心配はない。

「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「アクセスガイド」の順にタップし、表示される画面で「アクセスガイド」をオンにする

iPhoneを貸す相手に使わせるアプリ(ここではSafari)を起動し、サイドボタンをトリプルクリック(すばやく3回続けて押す)する。iPhone 8までの機種ならホームボタンをトリプルクリックしよう

このような画面が表示されたら、右上の「開始」をタップする

パスコードの設定画面が表示されるので、6桁の数字を入力し、確認のため同じものをもう一度入力する。この番号を忘れるとアクセスガイドを解除できなくなるので、くれぐれも注意しよう

アクセスガイドを解除して元の状態に戻す

サイドボタン(またはホームボタン)をトリプルクリックし、このような画面が表示されたら「終了」をタップ。このあとパスコードを入力すれば、アクセスガイドが終了して元の状態に戻る

 貸した相手からiPhoneを返してもらったら、アクセスガイドを解除して元の状態に戻しておこう。
 なお、あらかじめ設定しておけば、パスコードの代わりにFace IDやTouch IDでアクセスガイドを解除することもできる。その場合は、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「パスコード設定」をタップして「Face ID」または「Touch ID」をオンにしよう。解除するときは、サイドボタンまたはホームボタンをダブルタップし、顔認証や指紋認証を実行すればよい。

iPhoneを別の人に貸すと、思わぬトラブルを招くことが多い。相手に悪意がなくても、誤操作で問題が起こる場合もあるだろう。アクセスガイドを利用すれば、そういったリスクを最小限に抑えられる。特に子どもにiPhoneを使わせるときには非常に便利なので、ぜひ活用してほしい。

文=文月七那/フリーライター

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