30代・40代の人々が子どもの頃には「ゲームはゲーム機でやるもの」というのが当たり前だった。現代でも「Nintendo Switch」や「PlayStation5」など、発売から何年経っても売り切れ続出の人気ハードも存在する。しかし一方で、携帯電話の大幅な進化により、スマートフォンでプレイするユーザーも増えてきている。
今回は、ゲームファンのiPhoneユーザーにとって朗報となる情報をお伝えしていきたい。
iOS 16でiPhoneがNintendo Switchのコントローラー対応になる?
実際にプレイしているらしきスクリーンショットも投稿されている
アメリカに本社を置くAppleが現地時間6月6日に開催した開発者向けカンファレンス「WWDC22」で、iPhoneの新たなOS「iOS 16」を発表した。iOS 16について、Appleからはロック画面や顔認証「Face ID」の進化が伝えられていたが、有志の検証でそれだけではなさそうなことが明らかとなってきた。
アプリ開発者のRiles(@rileytestut)氏の投稿によれば、iOS 16はNintendo Switchの「Joy-Con」と「Nintendo Switch Proコントローラー」に対応しているという。つまり、SwitchのコントローラーをBluetoothでiPhoneに接続し、さながらSwitchをプレイしているかのように、iPhoneのゲームを楽しむことができるのだ。
また、スクリーンショットをキャプチャするボタンとホームボタンを数秒間長押しすることで、Joy-Conを「1つのコントローラーとして使用する」か「別々の2つのコントローラーとして使用する」かの切替えができるようだ。プレイするゲームとユーザー自身のプレイスタイルに合わせて自由に選べるのはありがたい。
かつて、ガラケーの時代は「ポチポチゲー」とも呼ばれるボタンを押して進めていくタイプのゲームが主流だった。しかし、いまやスマホではタップやフリックなど、画面を用いてさまざまな操作が可能となり、ゲーム機でのプレイに負けない動きができるようにもなってきている。
iPhoneでJoy-Conなどが使えるようになって喜ぶプレイヤーが多いゲームの筆頭は、世界で3億5,000万以上のアカウント数を誇るシューティングゲーム「フォートナイト」かもしれない。フォートナイトは2020年から、開発元のEpic GamesとAppleの法廷闘争の影響で、iPhoneではプレイできない状況となっていた。
しかし、MicrosoftがEpic Gamesと提携することで、2022年5月からiPhoneでもクラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」でフォートナイトのプレイができるようになった。
繊細な操作と瞬時の判断が要求されるシューティングゲームをはじめ、スマホの画面をタップする直感的な操作よりもコントローラーを使用してのプレイのほうが合っている、という人も多いはずだ。SNS上でも、「iOS 16でJoy-Conなどがサポートされる」という情報を知ったネットユーザーから「きたーーーー!!!」「まじか!めっちゃ嬉しい」「Switch勢歓喜!」など喜びの声が続出していた。
iPhoneユーザーかつSwitchユーザーだという人は、首を長くしてiOS 16の登場を待っていていいかもしれない。ただし、コントローラーの充電切れだけは気をつけて。
引用元:【MacRumors】
※サムネイル画像(Image:Bhaguz / Shutterstock.com)