ここ数十年で携帯電話が飛躍的に進化を遂げたことは30代・40代の人であればご存知のことだろう。今では当たり前となったスマートフォンも、かつては折りたたみ式のガラケーやストレート形状で、さらに前にはポケベルやショルダーフォン。そして元をたどれば「外出中にも電話をする」ための公衆電話へとつながっていく。
そのような携帯電話の30年を描いたドコモのムービー「もしも史」がネット上で話題となっている。今回はドコモの動画のエモさについてお伝えしていきた。
“もしも史”ダンスで30年を振り返る
動画はすでに34万回以上(2022年7月5日時点)再生されている
ドコモの公式Twitterアカウントは7月1日、1992年7月1日の営業開始から30周年を迎えたことを発表。それを記念するムービーを公開した。
ムービーは「もしもし」を合言葉に、携帯電話の歴史やそのときの時代を振り返るストーリー。電話ボックスに入り公衆電話で話をする男性からスタートし、ショルダーフォンを持つサラリーマンやバブル時代を感じさせる女性たち、さらにはムービー内の楽曲をうたう歌手の青山テルマも登場し、ドコモの社員姿でダンスを披露した。
その後は、ポケベルにメッセージを発信するため公衆電話に並ぶ女子高校生や、デコったガラケーを持つガングロギャル、ワンセグでアニメを見るオタクたちなど、一昔前の時代を描写したシーン。
そして、Twitter・TikTokといったSNSを活用する時代へと移り、最後は5Gを活用したバーチャルな世界でつながるこれからの未来を描いている。まさにドコモが歩んできた携帯電話業界の30年を凝縮した世界観の動画といった雰囲気だ。
arrowsなどの機種で知られるFCNT公式アカウントもさまざまなタイプのガラケーで30周年をお祝い
ムービーをみたネット上からは「歴史を感じる…」「刺さり過ぎる時代感」「バリ3とかデコケータイにジャラジャラストラップとか懐かしすぎた…」など、ムービーで見せる時代の雰囲気にやられてしまう人が続出。ドコモの演出は大成功と言えそうだ。
30代の筆者も、赤外線でのアドレス交換やアンテナを伸ばし高い位置にかざして通信状態をよくしようとしていた努力など「あったあった」と共感してしまう演出が多く、エモい気分になってしまった。携帯電話にカメラ機能が搭載された頃のスペックは、お世辞にも奇麗とは言えず、現代の何百万・何千万の画素数を誇るスマホたちと比べれば雲泥の差だ。しかし当時では、画期的な機能の登場であり「すごいすごい」と写真を撮っていた経験は、筆者と同年代以上であれば思い当たる節があるのではないだろうか。
ドコモは、「ドコモ30周年大感謝祭」としてdポイントなどが当たるキャンペーンを開催中。
30周年を迎えたドコモには、業界トップとして次の30年のスマホも引っ張っていく活躍を期待したい。これからスマホはどのように進化していくことになるのか。要注目だ。
出典元:\30周年記念ムービー公開/ NTTドコモは、おかげさまで30周年【NTTドコモ(@docomo)】
※サムネイル画像(Image:「docomo」リリースより引用)