毎年、9月頃に登場する新型iPhone。今年もすでに「iPhone 14(仮称)」のスペックについてさまざまな情報が飛び交っている状況だ。そのような中で「新型iPhoneに関するアンケート調査」が行われ、その結果が公表された。いったいユーザーは、新型iPhoneにどのようなことを求めているのだろうか…?
調査結果からは如実に“ある傾向”が浮かび上がってきた。
新型iPhoneに求めること1位は「価格を安く」!
株式会社ドミニオンは、7月19日、6月に実施した「新型iPhoneに関するアンケート調査」の結果を公開した。回答者は500人で年齢層は30代が全体の40%となるなど、20~40代で88%を占めた。これについて同社は「30代を中心に興味関心が高いことが伺えます」と分析している。
今回の調査結果で最も注目すべきは、「新型iPhoneに求めること」の1位が「価格を安くしてほしい」だったことと言えるかもしれない。回答の割合は63%と過半数を上回った。2位「バッテリー持ちの改善」が14%、3位「指紋認証」7%と、どちらも一定のニーズのある内容を抑えて断トツの票を集めたあたり、多くの人がiPhoneの価格について不満を抱いている様子がうかがえる。
7月1日にはiPhoneの値上げも実施され、キャリアによって差はあるが、20万円を超える機種が続出したことは記憶に新しい。新型iPhoneの登場を数カ月後に控えたタイミングでの既存機種の値上げで、ユーザーも新型iPhoneの価格には、かなりの警戒感を持っているからこそ、断トツの結果になったようにも感じられる。
また、新型iPhoneの価格への警戒感は「新型iPhoneを購入しますか?」の質問にも影響を及ぼしているようだ。この質問では「発売直後に購入したい」という前向きな回答はわずか12%に留まり、一方で「型落ちになってから購入したい」が44%と最も多い結果となっている。「型落ちで買っている時点で“新型”ではない」という気もするのだが、とにかく、型落ちとなり値下げされてからでないと購入したいと思わない、という意識が強く働いているようだ。
「新型iPhoneに期待すること」で自由に寄せられた意見の中にも「10万円を超えるとなかなか手が出せませんので安く提供してもらいたいです」「プロ並みの写真を撮る必要はないし、使いこなせない程の機能はいらないので、価格を安く、サイズも小さくしてほしい」といった声が見られた。やはり、価格は妥協できないというユーザーも多いようだ。
いまや新品価格10万円オーバーが当たり前となってしまったiPhoneだが、ライトなiPhoneファンはどこまでついていくことができるだろうか。すでに、中古市場に視線を移しているというユーザーもいるだろう。今後の新品市場と中古市場の盛り上がり具合にも、注視していきたい。
出典元:格安SIMメディア「ロケホン」は→こちら
※サムネイル画像(Image:NYC Russ / Shutterstock.com)