毎日SNSのどこかで「スマホを買い替えたい」「機種変した!」という声が聞かれ、スマホの買い替えは身近な話題だ。しかし、最近のスマホは高額な機種も多く、iPhoneなどでは10万円も超えるものもザラになってきた。さらに昨今の円安の影響で、価格は上昇傾向にある。
そのような高額化するスマホを、世の中のスマホユーザーはどれくらいの周期で買い替えているのだろうか。調査結果をもとに解説しよう。
スマホの買い替え周期の平均は39.1カ月!
スマートデバイスブランドのOPPOは2022年7月19日、5月に20代~40代の男女800名を対象として実施したスマホの買い替えに関する調査結果を発表した。
スマホの買い替え頻度についての質問で、最も多かった回答は「3年以上5年未満(50.0%)」。つぎに多かった「それ以上(16.8%)」を選択した人と合わせると、66.8%が3年以上と回答したことになる。2年ならわかるが、3人に2人が3年以上同じスマホを使っているという結果に筆者は少し驚いたのだが、オトナライフ読者のみなさんはどのような感想を抱いただろうか。
また、スマホの買い替えについての考えに対する質問では「なるべく買い替えず同じ端末を使い続けたい(30.6%)」「どちらかというとあまり買い換えたくない(23.4%)」と、半数以上がスマホの買い替えに慎重であることが明らかになった。
さらに「買い替えのきっかけ」に関する調査では「バッテリー消耗」や「動作不良」、「故障」などの経年劣化が原因だと考えられる理由が上位を占めた。基本的には1つの機種を長く使いたい傾向にあることがわかる。やはり、3年以上経つと経年劣化やOSのアップデート対象から外されたなどで、消極的だが買い替えをする人が多いようだ。
買い替え時に重視するポイントは「価格が安い」「長く続くサクサク感」「使い慣れたブランド」の3つが挙がり、ここでも長期間使えるスマホを購入したいという気持ちが透けて見える。しかし、希望の予算の平均額は約48,000円に対し、実際の購入費用は約57,000円と、現実では約10,000円の差があり、なかなか予算と欲しいスマホの価格がマッチしないという現実も見えた。
3年以上サクサク動くスマホを買おうと思うと、スペックが高い上位機種を買った方がよいのだが、予算の関係上、なかなかそうはいかないのがユーザーを悩ませるポイントだ。筆者は欲しいブランドのスマホの予算が合わず、キャリアが展開しているスマホ保証サービスでバッテリー交換をして、5年まで寿命を伸ばしたこともあるが、かなり無理があったと感じている。
今回は、納得いく機種の予算を下げるのはなかなか難しいことが判明した調査結果となった。端末代もスマホにかかる出費として年単位で考えれば、通信料を抑えて格安スマホ会社に乗り換えを検討したくもなるだろう。スマホ買い替えのタイミングが、通信会社のキャリアも見直すよいきっかけになるかもしれない。
出典元:OPPOは→こちら
※サムネイル画像(Image:Mr.Mikla / Shutterstock.com)